"生チョコ"の試食@コスタリカ🇨🇷
みんな大好きチョコレート。
チョコレートといえば、ベルギーチョコを始めヨーロッパの高級菓子メーカーが有名ですが
原材料であるカカオは主に赤道付近の温暖な地域で生産されています。(ガーナとか、コートジボワールとか、インドネシアとか)
主要なカカオ生産地のひとつ、中米はコスタリカに寄港した時の事です。
いかにも南国らしいジャングルクルーズツアー(某ディズニーランドのやつより1000倍ワイルドなボートツアー。ツアーのお話はまたいつか!)の道中
コスタリカ人の気さくなガイドさんが、これまた南国らしい木の実を取り出しました。
(これはお土産屋さんで売られていたやつ。)
そう、板チョコとかのパッケージでたまーに見かけるアイツ、カカオの実です。
欧米系のツアー参加者が多かったので、みんな物珍しそう。
そしてご親切にも、ツアー参加者には試食のサービス付き!
僕自身、実物を見たのは初めて。
外皮は全くの無臭。
中を割るとなんか黄色っぽい果肉というか実というか、なんか膜的な感じのヤツが大きな種を包んでいます。
ほんで、種をかじると
果実らしい酸味に続いて、微かに、でも確かにあの甘味が。
小さい時からずーっと親しんでいて、「茶色のお菓子」としてしか認識していなかった味。
それが、人工のお菓子ではなくて自然の産物だと、身に染みて感じました。
普段から気を付けていたつもりですが、「消費過多の先進国民」になっていて、生産や加工のプロセスに考えが及ばなかった事を少し恥ずかしく思いました。
そしてそのツアーの帰路
ふと道路脇に目をやると
近所のスーパーでも絶対見かける某有名フルーツ企業のコンテナが山の如く積まれていました。
ほんまに字の如く山積み。一生フルーツ収穫すんのんかて勢いで山積み。
日本で買う時は、中々意識が及ばない「輸入フルーツの生産地」が目の前に広がっていました。
エコだのサスティナブルだのが「流行って」いますが
「消費」の枠組み内でだけ良いことをした気になって、「生産」のプロセスまでを捉えて考えられていただろうかと、僕自身、反省しないとなと痛感します。
「地球に良いね、平等だね!」な行動やプロモーション。決して悪い事ではないと思いますが
それがエゴや自己満足になって本質から目を逸らす免罪符になっていないだろうか。
自戒の念を含め、そんな事を感じた、中米でのとある一日でした。
今回は、少し重たいトーンになってしまいました。
最後にひとつ楽天的な話で締めましょう!
PURA VIDA
スペイン語を(カタコトですが)話すようになって知った、コスタリカのことわざです。
英語に訳すと
PURE LIFE(素朴な/純粋な人生を)
感覚的には
「楽にいこうやー」
「足るを知る」
「なんくるないさー」
的な励まし挨拶ワードです。
複雑に考えずに、今あるモノ、今の環境に充実感を感じて楽しく生きよう!
と、僕は解釈しています。
これが、いかにもラテンの国っぽいし、コスタリカ人の皆さんもなんとなーくそんな下地を持って生活しとんなーと現地で感じました。
日々の喧騒に疲れた時、夕焼けを見ながらコンパイセグンド(キューバのラテンミュージシャン)のGuantanameraを聴きながら
「PURA VIDA(プラビーダ)」
と呟いてみてください。
多分、少しほっこりした気分になります。
明日もPURA VIDAな一日でありますように。
ほた、またよー!!
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