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LOG BOOK 『国際信号旗』

 国際信号旗というのを使って船がお話しをするというのはご紹介したとおりですが、よく見ることができる『国際信号旗』をいくつかご紹介いたします

【H】 Have a pilot

国際信号旗『H』(Adobe)

この旗が上がっている船には水先案内人・パイロットが乗船しています。
クルーズ客船の場合は、主に出港時と入港時に見ることが可能です。
こちらの旗が上がる前には、【G】旗が揚がる事があります

【G】 Give a pilot

国際信号旗【G】(Adobe)

【H】が上がる前に見ることができます
主に入港1時間前くらいや、出港30分前くらいに見ることができますが、こちらの旗は省略されることも多いです

【P】 all Persons should report on board


国際信号旗【P】(Adobe)

【P】が揚がっている船は、まもなく出港するので乗組員は船に戻れ!という意味になります
主に停泊中で出港数時間前に掲揚されます

【B】 I am taking in, or discharging, or carrying dangerous goods

国際信号旗【B】(Adobe)

【B】は、本船は危険物を搭載している、運搬している、積み下ろし中である
と言った意味になります
主に入港後程なくすると、船の脇に小型の船がついたりした際にこちらが揚がります
これは燃料補給中を意味するときに使用されます。

【U】【W】  ご安航を祈ります

国際信号旗【U】【W】(Adobe)

【U】旗と【W】旗を上下に並べて掲揚します。
こちらは「ご安航をお祈りします」といった意味合いで使用され、主に出港時に港の見送りの方などが挙げているのを見ることができます。
本来は、同じ会社の船同士や知り合いの船がすれ違う際などに、お互いの安全奈航海を祈念し掲げていたのですが、最近では転じて出港の見送りなどでも掲げられるようになりました
この旗を受けた船舶は、【U】【W】に続けて数字旗の【1】を掲げて、感謝の意を表します。

津波避難にも活用される国際信号旗

この国際信号旗は、全世界共通の意味を持つ旗なので災害時にも国際的には活用されています
近年日本でも、「津波フラッグ」として、【U】旗を活用する自治体も出てきました
国際信号旗は、26枚のアルファベット旗と、10枚の数字旗、4枚の代表旗をくみ合わせて様々な言葉や意味を伝えたり、単純に文字として使用したりと幅広い使い方が可能な信号となっております
興味がございましたら、「国際信号書」という本も販売されていますので購入してみてはいかがでしょうか?
なかなか面白い意味や言葉もありますよ

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