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ボタンが主役?ビーズが主役?

ボタンが好きです。
好みのカタチや色、デザインのボタンに出会うと買わずにはいられません。
以前は使う予定はなくても好みのボタンを見つけると、いま手に入れなければ二度と買う機会は訪れないかもしれない、そんな感じで集めていました。

ブレスレット制作を始めてからは、好みに合うものに加えて作品に使えるものを探し求めてショップや展示会へ定期的に足を運ぶようになりました。
特にフランス製のヴィンテージボタンのフォルム、素材、色味に惹かれますが、ドイツ製のヴィンテージボタンの武骨な感じやチェコボタンの可愛らしさ繊細さも大好きです。その国らしさが出ているボタンの歴史も興味深く、時代の流れで原材料や製造方法が変化してアンティークボタンの模倣かなと思う品もあるけれど、それはそれで使い勝手や耐久性がより良くなったボタンだと思って使っています。そんなヴィンテージボタンも50年近く経っているので現代のボタンとは違った味わいがありとても貴重なボタンです。

そうそう高価なものは買えないけれども、いつかヴィンテージボタンを探しに蚤の市へ行ってみたいなぁと思いつつ、オーナーさんの外国へ買い出し行ってきま〜すや届きました~のSNSを見かけると嬉々としてサイトへ見に行きボタンを選ぶのは至福の時です。

在庫があれば同じデザインを数個購入していますが無い場合や単価がまぁまぁするものは一つしか手に入らない事もあり、作品は一点モノが多くなります。
サイトへ作品を載せ始めた当初、全く同じ様に作ることが難しく微妙に違ってしまう事や同じボタンを用意できないかもしれない事が気になって受注制作を設けるか悩みました。
サイズの変更をご希望されるお客様もいらしたりして、同じボタンが無いときは似たボタンを何点か用意してご相談させて頂く形でもいいのかなと思い、今は受注制作をお選び頂ける作品も載せています。

ボタンからデザインを考える時もあれば、刺繍し終えてからボタンを選ぶ時もどちらもあります。
もちろん制作はビーズを刺繍している時間が1番長く手間がかかっているのだけれど、全体の印象を決める存在感がボタンにはあるなぁと思うと
やっぱりボタンが主役のブレスレットと言ってもいいのかなぁなんて思います。

一目惚れした1960年代のドイツのボタンです

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