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クラフトビール日記:WCB GMT+9 Nemesis Ink

今週もお疲れ、ようこそ3連休。
そしてようやく色々一区切り。
今日はその区切りの記念に、ということで秘蔵の一本を開けることにする。

WCBのGMT+9シリーズ、こちらは昨年の5周年で出た3種のBAインペリアルスタウトのひとつ。副原料なしの純粋なバレルエイジドインペリアルスタウトということで、毎年の期待の一杯になっているやつ。
4周年の時は副原料なし版の方を気に入ったのだけど、5周年の時は「どちらも好き」という感想だった。そんな周年BBAインペリアルスタウト、今改めて自宅で飲んでみるとどうだろうか。

感想

とろみのある舌触りに樽由来のウッディなフレーバー、そしてベリー系を思わせる軽い酸味。それらを落ち着いた感じのビター感がまとめる。
副原料なしだからこそのピュアな樽熟成の風味を存分に感じられる、まさに王道をゆくBAインペリアルスタウトの味。
長い眠りの中で熟成、凝縮されたうまみを存分に味わうことのできる最高クラスの出来。非常に深みのある、国産インペリアルスタウトの夢が詰まった一杯といってもいい。

ベースになっているTBB OGは副原料を使ったフレーバーのあるスタウトだが、もはやここまで熟成されると直接的なフレーバーではなく尖りがちなBAスタウトの風味をまろやかにするための隠し味と化す。
使われたナッツとココナッツはBAインペリアルスタウトにまろやかな甘みを与え、11.5%と度数は高いが長く飲めそうな味の広がりを生み出している。

美味いかどうかはもはや言うまでもなく。
これが当時のWCBに出せた最高のインペリアルスタウトであることは間違いない。

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