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クラフトビール日記:WCB Peach Party
無事に納まったので祝杯ビール。
と言ってもまだあと一日残っているので軽めのビールで。
毎年恒例のふるさと納税ビールも色々届いたけど、それとは別に買っていたこちらから飲むことに。
WCBの直営店『12 - twelve』の6周年記念ビール。
twelveには一度ボトルを買いに行ったことしかないけど、そうか。WCBが出てからもうそんなに経つのか……。
さて、そんなこのビール。たまたま公式の生放送を見ていて気になったもの。かなり人気だったようで先行通販は完売していたけど、度数は低いけどしっかり味わえるヘイジーということで、機会があったら飲みたいなぁと思っていた。
今となっては度数が高くて美味しいヘイジーはいくらでもある(だいぶ贅沢な話ではある)けど、度数が低くてもちゃんと飲みごたえのあるヘイジーっていうのは、これから先少しずつ出てくるんじゃないかってちょっと期待している方向性。
Teenage BrewingがI Got The Juiceで切り拓いた道ではあるけど、WCBも貫禄を見せつけることができるのか……?
感想
度数の通り軽めでドライ。
たくさん飲めるというコンセプトから考えれば当然か。
甘みは控えめでやや酸味の効いた、そしてホップの苦味もあるヘイジー。
アプリコット系のトロピカル感もあるかな?
……と、ここまでは普通のヘイジーかなという印象なのだけど。
そこから先がなかなかすごい。
飲み込んだあたりから鼻に広がるのが桃の香り。
甘さ控えめでネクターな感じはあんまりないのだけど、飲んだあとに広がる香りがとにかく桃。
トロピカル系のビールへの感想として書かれる桃の「っぽい感じ」の印象ではなくて、本当に桃がいる感じ。
度数が低いうちはあんまり感じないけど、確かに香りにも桃がいる。
それだけ桃感があるにも関わらず、べとつくような甘さは全然ないのですいすい飲める。これは全然500mlで飲めるやつ。
それでいて、度数の割にホップの存在感は結構しっかりある。だから軽いのに物足りなさは全然感じない。
なるほど、そう来たか。
度数低めのビールらしい無限に飲める感はありつつ、でも一杯でもしっかり満たされるような充実感もちゃんとある。
来年はこの、度数低めで美味しいヘイジーっていう方向性は注目しても良いかもしれない、と思わせてくれる一杯だった。