クラフトビール日記:Põhjala Pime Öö
許されよ。許されよ。我らがスタウトを許されよ。
今日は新たな女王の戴冠の日なので、お祝いのためにちょっと良いのを空けることにしよう。
といっても値段的には、WCBのFHAシリーズとかに比べれば安い方なんだよな。4桁は行くけど、Põhjalaは海外クラフトビールにしては比較的安価な方だと思う。
しかし久々だねインペリアルスタウトは。
最後に飲んだのは2ヶ月前。それも同じPõhjalaのForest Bängerときた。
感想
既に一度飲んだことがあるので味は知っていたけど、まぁ美味い。
グラスからはラムに漬けたドライフルーツのような香りと。
飲んでみれば黒糖のような深い甘みと香ばしさ、ミルクチョコレートのような優しいビター感、そしてドライフルーツのフレーバー。
後ろの方にはコーヒーの酸味も微かに感じられる。
やや甘めのスタウトを作ることの多いPõhjalaの中でも、このPime Ööは特に甘い方だと思う。
バンガーシリーズで色々作ってるけど、Pime ÖöはBAインペリアルスタウトのベースにもよく使われていて、これがPõhjalaにとっての正統派スタウトということなのかもしれない。
ココバンガーのようなオイリーさはあまり感じないけど、深い甘みやロースト感には充実した飲みごたえがある。
Põhjalaの中でも上には上があるけど、Põhjalaのスタンダートを知りたければまずはこれを飲むのがお勧め。
ちなみにPime ÖöとÖöは全くの別物で、Ööの方はインペリアルバルチックポーター。あちらはあちらでポーターとしての個性を濃縮した強烈な一杯なのだけど、かなり飲みにくいタイプなので間違って手を出すと大変。