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クラフトビール日記:WCB The Black Book BV

予報通り今日は雨。
朝は少し晴れて洗濯物を干す余裕もあったけど、その後は結構しっかり降ったらしい。
それによって気温も下がり、先日より過ごしやすい気温に。
これは、あれを飲むチャンスかもしれない。
WCBのインペリアルスタウト、TBB BVを。

夏が近づいてくるとさっぱり、すっきりしたビールが飲みたくなってくるので、500mlのインペリアルスタウトはなかなか重く感じる。
今日のような気温なら、重ためのビールでも気持ちよく飲めるだろう。

感想

ダークで深いローストされた麦のビター感に、ペイストリースタウトらしい適度な甘み。そして後からダークベリー系の酸味と渋み、フレーバーがやってくる。
正直なところ、ベリー系のスタウトはそこまで好きというわけではない。ローストモルトのビター感とベリー系の酸味は、変な混ざり方をすると不快なフレーバーになりかねない。
だが、このTBB BVはそのバランスが良い。あくまで味覚の主軸をビター感に置いて、酸味やベリー感はそれを裏から支えるポジション。そのふたつのフレーバーの間にペイストリースタウトの甘みが緩衝材となって、意図しない混ざり方をしないような立ち位置に。ビター感が必要以上に強くないのも、このフレーバーには良い傾向かもしれない。
今までに飲んだベリー系のスタウトの中では屈指のバランスの良さ。そしてその副産物というべきか、度数14%のスタウトにしてはかなり飲みやすい。この手のスタウトにしてはボディ感が強すぎないのも影響しているか。

色の濃いベリー系のフレーバーが長く残るので、これは単体で飲んでも良いがフードと合わせても楽しめそうだ。バニラアイスの甘みもベリーフレーバーとの相性は良さそうだし、チーズも癖の少ないものなら合いそうだ。
しかし飲みやすいとは言え、度数はしっかりと高い。おかしなところにアルコールが入らないよう、飲むペースには気をつけて。

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