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クラフトビール日記:ヤッホーブルーイング Hazy IPA 2024

いつかコンビニでヘイジーを買えるようになったらなぁ。
そんな思いがもうそろそろ現実になるかもしれない。
既に一部のクレイジーなコンビニではもうヘイジーを置いてたりもするけど、そういった局地的な話ではなく、インドの青鬼のような存在感で。

というわけで今日飲むのはヤッホーブルーイングのヘイジーIPA。
以前から期間限定で作っていたらしいのだけど、今回のヘイジーは地元のスーパーで買ってきたもの。
先日長野に出かけた時にたまたまビアフェスがあって、そこで一度飲んだことはあったのだけど、それを缶に詰めたものが近所のスーパーで買えるという。

最近は色々なスーパーでクラフトビールを取り扱うようになってきたけど、明らかにターゲットはギーク向けではなくライト層。そんな店のラインナップのひとつにヘイジーIPAが加わったというのは結構インパクトのある話だと思う。
……といってもこの店、ねこにひきとかルプリンネクターとか置いてるけどね。

感想

オレンジ系の柑橘の甘酸っぱさと皮の苦み、続いてパイナップル系のトロピカル感。やや飴っぽさのある甘みの余韻やホップの苦みが後に残る。
後味の苦みの感じ方はインドの青鬼に近いかも?
うん、これは間違いなくヘイジーだ。
濁ってなくてホップのフレーバーも強くない、とりあえず名前だけヘイジーって付けましたみたいな感じではない。

もちろん、普段飲んでいるようなWCBやうちゅうのヘイジーと比べてしまったら、味は数段劣る。
でもこのビールを語る上で重要なのはそこではなくて、近所のスーパーで、しかもワンコイン以下の値段で買えるということ。
通年で買えるほど生産してはいないのだろうけど、この値段はやはり大きい。気軽に普段飲みするビールのラインナップにヘイジーを加えられる、というのはかなり大きいと思う。
ヘイジーはホップを大量に使うので価格は上げざるをえない。それを理解した上で、普段飲みするには少しばかり懐に痛いので、他の種類のビールを選んできた。そんな隙間に入り込めるような立ち位置のビールだと思う。
そういう意味では諸手を挙げて歓迎したい一杯。

ただ強いて言うとしたら、ヘイジーの劣化の早さが弱点かな、という印象を持った。
実はこのビール、見つけてすぐに一度飲んだのだけど、その時と比べてもケミカルに感じるというか、瑞々しさは落ちているように思う。
缶詰めした時からはそれなりに時間が経っていそうだけど、それでもそれなりに印象が変わる感じがあるのは、やはりヘイジーを大量生産・流通させるのは難しいのだろうなぁ。
ドラフトで飲んだ時はさらに美味しかったので、何とか店頭での在庫の入れ替わり、サイクルが早くなってくれるとありがたいというか。
まぁ、このビールはそのためにもあるというか。こういう買いやすい価格帯のヘイジーが出てきて、ギーク以外の人もヘイジーを飲む機会が増えたら面白くなりそうだなぁ。

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