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クラフトビール日記:京都醸造 夜の帳

今年も残すところあとわずか。
そろそろ世間一般的には仕事納めの時期になってきた。

今年も色々なビールを飲んできたけど、特に印象に残ったのは京都醸造の三銃士シリーズかな。国内外問わずレベルの高いスタウトを飲める機会も増えてきたけど、特に三銃士のクオリティはやばかった。
海外のトップクラスにも追いつき、追い越さんばかりの洗練された味。まさかそれが国内から出てくるとは。いやはや、ここ数年の国産クラフトビールのレベルの上がりっぷりは凄まじい。

今日は仕事納めということで、今年一年を振り返って、そんな京都醸造のインペリアルスタウトを飲むことにする。

感想

昨年までの夜の帳は度数が10%を切る、やや控えめのインペリアルスタウトだったけど、今年は12%。もしかして三銃士のあの印象に寄せてきたか……?と思いきや。
まっったく甘くない、焙煎感のある深い苦味と酸味がメインの、とにかく硬派なインペリアルスタウト。
ミルク感もほとんどなくて、とにかくローストモルトのビター感がメイン。
ソフトな印象を受ける要素がないので、チョコっぽさはあんまり感じないかな。これは完全にブラックコーヒータイプだと思う。
全然媚びてない。なるほど、そういう方向で攻めてきたか。

度数に見合ったガツンとくるインパクトがあって、でもアルホリックな感じはない。印象としては、箕面のインペリアルスタウトにも近いような。
こっちの方向性できたか、と面食らいつつも、やっぱり美味い。
三銃士がたまたま甘みの強いスタウトだっただけで、京都醸造がつくるスタウトといえばこんな感じの方向性かな。

しっかりビターなので、チーズみたいなコッテリした乳製品とは非常に相性がいい。副原料を一切使っていないシンプルなスタウトなので、フードと合わせたほうが味が広がって楽しめると思う。
甘みがないので、スイーツと合わせても面白そうだよね。

ノンBAのスタウトとしては、WCBもうちゅうもVertereも作ってこないようなスタイル。既に実績がある分、これはこれでBAしたら樽感をじっくり味わえて、美味しくなりそうだなあ……なんて思ったりして。

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