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前川さんと明治座さんと純烈と

純烈は、6人でスタートして、6人で種を撒いて水をやり、5人で花を咲かせて2018年の年末、NHK紅白歌合戦に5人で初出場を果たしました。そして2019年、1月末から前川清さんが座長で明治座での劇場公演の予定がありました。
前川さんがリーダーの夢の中に出てきたことが純烈誕生のきっかけとなり、2014年には、裏ターニングポイントとなる大阪・新歌舞伎座公演に、まだほとんど世間に知られていない純烈を同じ舞台に立たせてくれました。それ以降も事あるごとに名前を使わせてもらったりということを含めると数えきれないくらい手を差し伸べてくれました。そんな前川さんの50周年を記念した座長公演にゲストで出させてもらえることになり、紅白出場歌手という肩書を引っ提げて、少しでも恩返しができるように!という想いを込めて頑張った2018年でした。


5人から4人になったのは、1月上旬、稽古が始まる直前の出来事でした。もちろん、ポスターや色んなものは、5人が写ってるものでした。
バッシングや冷たい目、解散しちゃうんじゃないか、もう表舞台で活躍することはできないんじゃないか、とまで不安が襲っていた矢先に、前川座長と明治座さんが、これから4人で頑張るなら、4人でもいいから、というお話をいただきました。
明治座公演以降の日程で組まれていたお仕事の人たちの中には、同じようなタイミングで、4人でも予定通り実施するかどうか迷っていた番組スタッフやイベンターさんもいたと思います。そんな中で、友井の引退記者会見から間髪を入れずに4人でも頑張るなら、と言ってくれた前川さんと明治座さん。大御所歌手と老舗一流大劇場の両者の方針を聞いて、じゃあうちも4人でも予定通りやってもらおう、と決断してくれた方々は、すごくたくさんいたと思います。逆にもし、あのタイミングで、純烈降板という判断がなされていたら、その後に控えていた仕事も、キャンセル・中止の連絡が相次いだと思います。でも、4人でも頑張れと言っていただけたおかげで、99%以上の仕事がキャンセルにならず、その後の盛り返しどころか、大躍進とも言える1年を過ごすことができ、絶望的とも思われていた年末の大舞台にも立つことができたのはご存知かと思います。それも、舞台の上でも、初日公演後の囲み取材の時も、5人から4人になった純烈をイジってくれることで、その後に出演させてもらう番組のMCの方やステージでご一緒する先輩方も楽しくイジってくれましたし、自虐ネタとしても成立するようにしてくれて、世間に「あ、色々あったけどこの人たちで楽しんでいいんだ」って空気を拡げてくれました。

さらには、初のNHKホールでのコンサートには、VTR出演の依頼をしたところ「メンバーには絶対黙っておいてね」と、サプライズ出演もしてくれました。その時のリーダーの「どんだけ助けてくれるんですか」というセリフ、忘れられません。図らずとも純烈というグループの構想が生まれるきっかけになってくれて、その後もずっと最上級の優しさで助けてくれた前川さんが、あの時に一緒になって助けてくれた明治座さんで座長を務める公演に、明日から18日の千穐楽まで、ゲストとして来てくれるのです。

https://www.meijiza.co.jp/info/2021/7/

緊急事態宣言が発令され、来場を断念された方、16日には配信もあります。
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/junretsu0623/entry-12683067106.html%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D
(1週間のアーカイブあり)


これまで、ずっと応援してくれてきたファンの皆さんを筆頭に、ものすごく沢山の人に助けてもらって支えられながら、大きすぎると思っていた夢の明治座での座長を務めている純烈が、一生頭が上がらない存在筆頭の前川さんと過ごす数日間。どんな感情が芽生え、どんなフィナーレとなるのか。


馬主になることが夢だというリーダーにとっても、まだまだ追いかけたい背中でしょうし。

ピンチの時に見捨てないでいてくれた明治座さんへの償いと恩返しは、1人でも多くのお客さんに、行きたい&また行きたいと思ってもらえるステージを務めること。そして、願わくば、今回で終わらずに、また純烈と仕事したいと思ってもらえるような千穐楽が迎えられること。その時はまた、さらに大きい存在となってたくさんのお客さんに楽しんでもらえる未来が待ってることを期待したいですねぇ。