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<ウェビナーレポート> 株式投資型クラウドファンディングと補助金・助成金のセミナー

はじめに

新年度1本目のウェビナーは、株式投資型クラウドファンディングプラットフォームを提供されているイークラウド株式会社様との共催で、「~2つの力でビジネスを成長させる~ 株式投資型クラウドファンディングと補助金・助成金のセミナー」と題し、スタートアップや新規事業を始めたい担当者など「資金調達」に興味関心があるであろう層を参加対象としての開催となりました。

ウェビナーのプログラム構成

今回のウェビナーでは、「資金調達」というゴールは同じでもその性質・性格が異なるため、まずは両社のサービス 紹介を導入としてスタートしました。
その後、参加者が両社のサービスを同時にご利用いただくことのメリットを 見出していただければよいのではないかという観点で、「クロストーク」も構成しました。

申込者の状況

ウェビナーの内容に入る前に、参加申込者の状況を見ていくことにしましょう。
実際にウェビナーに参加していただきたい層の皆様にお申込みいただけているかを見ていくと、想定通り スタートアップの時期と、創業から数年経過して次の段階に入る時期にいる方々であることがうかがえました。

では、イークラウド様、クラウドシエン、どちらも、参加者にとってはどの程度の知名度なのかを見てみましょう。
下のグラフは、両社の知名度を聞いたものですが、イークラウド様の場合は活用に至っていない参加者の割合が多く 一方でクラウドシエンはご存じでない参加者の割合が多かったです。 今回のウェビナーでは、両社を知らなかった方へのプロモーションとしてだけでなく、サービスをご紹介・ご利用 いただくきっかけや、両社のサービスを同時にご利用いただく利点を感じていただくことも意識していました。 アンケート結果からは、ちょうどよい位置づけのウェビナー構成だったのではないかと思われます。

ウェビナーの各プログラム詳報

イークラウド様の会社紹介サービス紹介

「株式投資型クラウドファンディング」について、簡単なサービスの流れに触れた後、 資金調達手段を、エンジェル投資家・VC・銀行借り入れと比較しました。 株式投資型クラウドファンディングは、ほかの名の知れた資金調達法と比べても、 調達までの時間、そして経営の自由度などにおいて優位性があることをご説明いただきました。

また、補助金や助成金との大きな違いと考えられるのベースにあるのが「応援」 ということ。
株式投資型クラウドファンディングの活用シーンとして、株主から直接サービスを応援 してもらったり、業界関係者を巻き込んだり、夢のある分野領域で中長期的に応援して もらったりと、「資金を取りに行く」というよりまさに「資金に(応援として)集まって きてもらう」というところが印象的でした。

クラウドシエンの会社紹介/サービス紹介

クラウドシエンとしての大きなサービス体系の説明の後、「補助金・助成金」の 基本情報として「助成金=雇用など人に関するもの」「補助金=設備投資などのモノに対するもの」 ということを押さえつつ、なぜ今補助金助成金の有効活用なのかということを説明しました。 続いて、今回はスタートアップも対象としているため、スタートアップ向けのおすすめ助成金 補助金にも触れました。

クロストーク

「補助金・助成金」のプロであるクラウドシエンから見て、資金調達の一手段としての 「株式投資型クラウドファンディング」をどう捉えているかというモデレータからの 質問で口火が切られました。
ここで印象的なやり取りをご紹介します。

Q「株式投資型クラウドファンディングをどういった方にご利用いただくのが良い?」

A「最近では幅広い企業の皆様に、ご利用いただくようになっています。 3,000万円から5,000万円というところが中心となっている支援ゾーンなので、それぐらいの金額感でお考えの 領域や業態などでお声がけいただくとうれしいなと思います。 また、最近ではソーシャルベンチャーやローカルベンチャー、さらにはディープテック領域やフロンティア領域のベンチャーまで、 幅広くご利用いただける手法になってきたなと思っています。 例えば、三鷹・吉祥寺でやっているクラフトビールの会社さんにご利用いただいたことがあるのですが、そこでは三鷹・吉祥寺エリアにお住まいの方や央線沿線沿いの方々が株主になってその会社を応援して、数千万円集まったという事例があります。」

Q「株式投資型のクラウドファンディングと助成金・補助金を組み合わせた最強の資金調達パターンといいますか、どちらを先行したほうが良い、のようなものありますか?また、株式投資型クラウドファンディングで調達したことが、補助金助成金に影響を与えるってことありますか?」

A「株式投資型クラウドファンディングの場合、仮にベストプラクティスとしてあるとすると、入金はされてなくても、ほぼほぼ採択されていたり、採択までのプロセスの何分の1まで行っていれば、 プラスでキャッシュインできそうな要素として加味することができると伝えています。
また、株式投資型クラウドファンディングで採択された後に補助金助成金を申請すると、クラウドファンディングで資金調達に成功したことが申請書に書けて、補助金助成金の審査における評価が上がります。やはり調達できるだけの事業的な魅力があるということの証明になるので、採択に一歩近づくだろうという感じです。『これは間違いないビジネスだろう』というお墨付きがもらえたような状況になるので、審査に通りやすくなるという性質があります。」

ほかにも、クラウドシエン、イークラウド様、双方で質問と回答を繰り返すことで、両社の サービス紹介の深堀りをし、ここでしか聞けないリアルな話も聞くことができました。

結論として、資金調達を必要とする企業が直面する状況により、補助金・助成金に次いで 株式投資型クラウドファンディングを利用するパターンと、その逆の流れのパターン、どちら でも有効であることが分かりました。 ちなみに、補助金・助成金を申請し採択されるときの一つの指標として、株式投資型クラウド ファンディングで採用された実績があることは一つの大きな強みになることは、意外と 知られていない情報なのではないかと思います。

質疑応答

プログラムの最後は質疑応答です。 参加者からも質問が寄せられ、中には具体的に相談がしたいという前提のものもあり、参加者の 意識が高いことがうかがわれます。

まとめ

今回のウェビナーでは自社の状況を踏まえた(中には起業準備中の方も)課題意識の高い申込者が多数いらっしゃいました。ウェビナーの内容も、ただ登壇者が一方向に話すものだけでなく、登壇者同士が会話しあう (質問を投げかけあう)スタイルを取ることで、参加者にはより具体的な内容を聞けるものに なったのではないかと思います。
ウェビナー後、ウェビナーアンケートを開始してからまだ数時間しか経過していない時点で 本記事を書いていますが、「大変満足」「満足」がすでに80%を超える結果となっています。


<開催概要>
2023年4月26日(水)12時~13時
主催 株式会社クラウドシエン https://crowdsien.co.jp/
共催 イークラウド株式会社  https://ecrowd.co.jp/


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