子供に勧めるネットの正しい使い方(1)

夏休み真っ只中、この暑さの中では外出もままならず携帯片手に家でゴロゴロしているお子様も多いことでしょう。
また昨今、子供がSNSにアップした動画をもとに炎上し人生を狂わせてしまうなんてことも多くなっています。
どうすれば、そんな事態を防げるのか考えてみました。

① SNSに書き込まない

 「SNSなのに書き込まないってどういうことですか?」と思われるでしょうが、これはSNSを初めて半年くらいは書き込むのを我慢して友達や有名人の書き込みを見て楽しみましょうということです。
 その間に他人が炎上しているのを見て学んでください。
半年も見ていれば、炎上しそうな発言や言動がどういうものかはわかるようになります。
見ているだけというのは退屈に思うかもしれませんが、意外と楽しいものですし、その後の人生が台無しになる可能性を半年で潰せるなら安いものだと思います。
炎上対策の一番は書き込まないことに尽きます。

② 家族の写真をUPしない

 これだけネットが発達して、ちょっとした投稿が炎上する世の中でインターネットに顔を出すリスクを理解していない人が意外と多いです。
特に自分の顔は出さないのに子供の写真は平気でインターネット上に公開してしまう親が異常に多いです。
お金持ちなら子供の誘拐のリスクが高まるだけですし、そうでなくても貴方がネットで炎上した際に唯一顔出ししているお子様の写真から名前が特定されて、お子様に炎上のリスクが及ぶ可能性があります。
家族の写真をアップしたいなら、まず自分の写真もモザイクなしでアップするべきかと思います。
自分の顔をインターネットに公開することは、炎上した時に人生が一気に台無しになるリスクを負うので逆にそれが枷となって発言に気を遣うことになったりもするので人によってはお勧めします。

③ 時間軸を捻じ曲げろ

馬鹿正直に今日会ったことをブログに書いたり、SNSでリアルタイムで呟いてしまうと他人に個人を特定されてしまうリスクを伴います。
どうしてもみんなに伝えたいこととかある場合は、一日置いて昨日のことを今日のこととして書いたり、イベントに参加している場合は別の場所に移動してから、さっきまでいた場所の写真をアップするなど対策して書き込みましょう。

④ 自分の意見はブログに書こう

 炎上する原因の一つに140文字などの短い文章しか書けないところに、自分の主義主張を書いてしまうというのがあります。
会話と違ってSNSは相手の表情が読めないので、冗談を書いたつもりでも本気に取られたり、本気で書いたつもりでも冗談に取られたりすることは多々あります。
日常会話でもそういう行き違いが発生するのに自分の考えをたった140文字にまとめたら誤解を生むのは当たり前です。
 ブログは見ている人が少ないから流行りのSNSを使いたいという気持ちもわかりますが誤解を生みたくないなら、お勧めはしません。

⑤ 他人に絡まない

  ここでいう他人とは、家族や友達、職場、学校など日常生活の中で顔を合わせる機会があって、電話番号やLINEを交換している人以外の人を指します。
 アイドルやミュージシャン、芸能人は貴方が個人的な連絡先を知らない限り他人です。
 上述しましたが、SNSは相手の表情が読めないので書いた文章は誤解を生みやすいです。個人的に貴方のことをよく知っている人であれば、例え文章がきつくても貴方が冗談を言っていることがわかったりするのですが、そうでなければ基本誤解されると思っておいた方が賢いです。
 どうしても他人とコミュニケーションがとりたければ「おはよう」など挨拶程度にとどめておく方が無難です。

⑥ 敬語を使うことを心がけよう

 メールなど、他人が決して見れないツールでのやり取りなら問題ないのですが、SNSで友達の書き込みに返信する時など、基本は書き込んだ内容は全部他人が見る可能性があります。
 その際に汚い言葉を使っていると、貴方のことを知らない人が見たら貴方に悪印象を受けるかもしれません。
 インターネットでの発言は人通りの多い交差点の真ん中で大声で叫んでるようなものだと思ってください。

⑦ 不用意に個人情報を渡さない

  SNSで知り合った相手に会ったこともないのにLINEを教えたりしないようにしましょう。SNSで知り合ったのであればSNSで連絡は取れますのでそれ以外の方法で連絡を取る必要はないはずです。
 どうしてもメールアドレスを教えないといけないなら、いつでも捨てられるその人と連絡を取るためだけのフリーのメールアドレスを用意するなどして対策をとりましょう。

まとめ

 炎上や事件に巻き込まれないようにするためには、SNSに書き込まないに尽きるのですがそうは言っても世の中の流れもあって書き込みを一切しないというのも難しいと思います。
今回は自分から炎上しないようにはどうすべきかと言うのを個人的な意見を踏まえてまとめてみました。

今後は迷惑メールの対処法などまとめていきたいと思います。

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