LGBTについて(1)
LesbianGayBisexualTransgender(Queer)を略してLGBT、またはLGBTQという。
このあたりのセクシュアリティってある程度理解が進んでいると勝手に思っていたのだけど、以前いた職場では全く理解されておらず受け入れられないような風潮だったので驚いた。
僕は普段家にいるとアメリカのドラマばかり見ているし、洋楽のニュースとか見るとLGBTのカミングアウトをするアーティストのニュースも最近は増えてきたから世の中がそういうものだと錯覚していたのだ。
付け加えて僕は職場の人付き合いが悪いからあんまり話をしないのも原因かもしれないけど。
アメリカのドラマだと最近はジャンルに関わらず、ドラマ中に必ず一組はLBGTのカップルが登場するように作られていることが多い。
最近日本でも配信が始まった「バットウーマン(バットマンの女性版のシリーズ)はSEASON2から主役のバットウーマンがLBGTの黒人女性として描かれている。
日本でLBGTのカップルが登場するドラマがないわけではないが、ざっと検索したところだとそれ自体がメインテーマになっていることが多い。
アメリカのドラマだとLGBTのカップルは当たり前のこととして主題にはならない。もちろんそれをテーマにした作品もあるが、それ以外でもキャラクターの背景として設定されるものになっている。
もちろんそれがいいとか悪いとかいうわけではなく、LGBTを受け入れる体制がそれだけ整っていないということの現れなのだと思うだけである。
自分でもきちんと現状を理解するために少しまとめてみる。
LGBTでわかりにくいのは「Transgender」かと思う。
ざっくりいうと「体は男性だけど心は女性」「体は女性だけど心は男性」という人達を表す。さらに「Transgender」の人たちの中にはホルモン治療や手術などを必要としている人とそういった治療を必要としていない人たちが存在しており、治療が必要な人を「性同一性障害」と呼ぶのだそうです。
LBGTの日本の理解の遅さと差別については国連人権理事会からも勧告を受けており対応が求められていますがなかなか進んでいないように思われます。
差別に対する問題は、世論は関係なく解決を求められる問題だと思われますので僕達自身の意識改革もそうですが、政府の速やかなる法整備なども求めていきたいところです。
なぜ、世論が関係ないかというと、差別するのが当たり前だと思っている人たちが大勢いるところでこの問題について話し合ったところで「差別を続ける」という結果しか得られないのが見えているからです。
最近、本屋に行くとビジネス書や自己啓発本のあたりに「SDGs」関連の本が並んでいるのをよく見ます。
「SDGs」では目標の5番目に「ジェンダー平等」が含まれておりそこにはLGBTも入っています。
SDGsに関しては、外務省のリンクを見てもらうとわかりやすいかと思います。
SDGsは、地球上の「誰一人取り残さない」のが目標であり、ビジネスをうまいこと行うための手段ではありません。(だから本棚のカテゴリは違うんじゃないかといつも思っている。)
少なくとも僕はそう思います。
今回はここまで、これから少しずつ理解を深めて「みんなが好きなように生きれる世の中」ができるようになればいいなと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?