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プロットから小説化するコツ【文字数編】

 こんにちは! ジュンです!
 ご覧になってくださり、ありがとうございます!
 このnoteでは、クラウドワークスでのリアルな記録を毎日綴っていきます。

 最近、状況報告ばかりでした。
 まあ、元々そういうコンセプトではあります。
 けど、今日はちょっとお役に立てる記事にしました。

 『プロットから小説にするコツ』です。

 クラウドワークスでライティングのお仕事を受注すると、クライアント様からプロット頂きますよね。

 その際に色々と悩んでいる人も多いハズ。
 自分が想うに、特に悩むポイントの1つは

 『既定の文字数に到達しない』という点だと思います。

 ライティングのお仕事を受注した際に、ほぼ必ず提示されるのが文字数。
 これは、クライアント様や内容によって違います。
 そして、作品の善し悪しに関わらず、求められた文字数に達しないと認めてもらません。

 ただ、プロットにただ沿って書くだけでは既定の文字数には中々到達しないのが現実。
 だからといってダラダラと書くのはご法度。

 じゃあ、どうすればいいのかという事についてお伝えします。


 2500文字のプロットを20000文字以上の小説にして下さい

 これは、今自分がお世話になっているクライアント様からの案件です。
 クラウドワークスで書き始めてから約1か月。
 このクライアント様から7本のご依頼を頂きしました。

 プロットの文字数は毎回約2500文字前後
 原稿用紙6枚分ぐらい。
 ちなみにプロットとは、お話の流れの事です。

 ○○が××したら▲▲になりました。
 でも、▲▲になった結果◇◇が発生して○○にピンチが訪れる。
 けれど、☆☆という助っ人が現れ無事解決しました。

 と、いうような流れの事です。 

 自分はこれを頂き、毎回20000文字以上の小説に仕上げます。
 原稿用紙50枚ぐらいです。 
 ちなみに、こちらは20000文字前後ではありません。
 20000文字が必達ラインなので、1文字でも足りなければ加筆が必要です。
 
 最後の数百文字が中々大変で、どーすりゃええんよ。
 と、思う時もよくあります w

 それも含め、どうやって文字数を到達させるかは、主に次の2つです。

 

1・状況を簡潔かつ明瞭に表現する。

 1つ目はこれです。
 いわゆる状況を上手く書けるかどうか。

 少し例を出してみましょう。

 もちろん、クライアント様からのは載せれませんので、自分が即興で考えた物になります。

 プロット
 ジュンは学生の頃に哲学的な事をよく考えていた。
 悩み過ぎて引きこもりかけた事もある。
 ただ、その時にタケとゆう友人が親身になってくれたお陰で、ジュンは引き込もりから脱却した。

 実話です w
 まあ、それは取り敢えず置いといて、これを小説化してみましょう。

 俺はジュン。
 17歳の高校生だ。
 今は普通に高校に通っている。
 高校は共学。
 ただ最近、俺は高校に行きたくない。
 それには理由がある。
 別に勉強が嫌いな訳でも、ましてやイジメに会ってる訳でもない。
 けれど、人生が酷く虚しく感じでしまうのだ。
 考えれば考えるだけ、よりその気持ちは膨らんでゆく。
 だから俺は、高校になんて行きたくない。
 最近じゃもう、引きこもりだ。


 すいません。
 ちょっと長くなりそうなんで途中でやめます。
 
 でも、今ので何となく感覚は分かったと思います。
 今のは、

 ジュンは学生の頃に哲学的な事をよく考えていた。
 悩み過ぎて引きこもりかけた事もある。
 
 2行で43文字のプロットを、
 11行で180文字の小説にする事が出来ました。

 行数5倍で文字数4,2倍です。

 でも、仮にこれだとプロットが2500字で20000文字の場合には足りません。

 2500文字×4.2倍=10500文字にしかならないので。

 なかなか大変ですよね。
 書くのに慣れていない人の場合、かなり苦労すると思います。
 これ以上、どーすりゃいいんだよって。

 なので、その場合必要なのはコレです。

 

2・想像を膨らませてみる

 さっきの文章を、この想像を付け加えてアレンジしてみます。
 正直、さっきのはこれを伝える為にかなり力を抜きました。
 こっちが本来の書き方です。

 俺はジュン。
 17歳の高校生だ。
 顔は少し濃い方で背は高い。
 これは俺の爺ちゃん譲りだ。
 父親じゃなくて爺ちゃんの遺伝子が覚醒。
 これは『隔世遺伝』というらしい。
 爺ちゃんは明治生まれ。
 俺の母親の父親に当たる人だが、俺は本当によく似ているらしい。
 爺ちゃんは周りの人達よりもメチャ身長が高く、写真撮ると一人だけ抜きんでたとの事。
 後、かなり豪快だったらしい。
 人の役に立てば細かい法律なんて関係ないといった感じで、闇市で色々と仕入れてみんなに安く配ったりしていた。
 そんな風に俺は母から聞い事がある。
 他に聞いた事があるのは家の件だ。
 困っている人に家をメチャメチャ安く売ってあげた結果、税務署から脱税の疑いをかけれた事もあるらしい。
 これも母から聞いた話なんだが、その時の税務署の人は爺ちゃんに言ったそうだ。
 「こんな金額で家を人に売る人がいる訳ないだろ!」
 でも、爺ちゃんはマジでその金額で売ったらしい。
 なので、爺ちゃんは税務署の人に何度も言った。
 「ここにいるだろ! 俺を見ろ! この目を見たら分かるだろ」
 「嘘つけ! 本当は幾らで売ったんだ!」
 「だから、この金額だよ! 金無い奴からそれ以上もらえねぇだろ!」
 こんな具合だから、他にも色々あったらしい。
 本当にいい意味で豪快な人だ。
 周りにいる人達もきっといつもハラハラしただろう。
 爺ちゃんは普通に考えてるつもりでも、他の人からしたら理解が出来ない。
 そういった事が幾つもあったそうだ。
 俺はそんな爺ちゃんの血を色濃く受け継いでるみたいだけど、取りあえず今は普通に高校に通っている。
 高校は共学。
 夜間もやってる高校だから、下校時間にはなんかヤンチャなお兄さんやお姉さんとすれ違ったりする事も多々ある。
 人を見た目で判断しちゃいけないのは分かってるけど、正直あの人達はちょっと怖い。
 髪も金髪で、顔もなんか昼間の人間に比べてイカツイ。
 何というか、生物的に強そうなオーラが出てるんだ。
 俺も周りの人達からイカツイとか言われる事もあるけど、あの夜間の人達は別。
 あの人達と違って、俺は顔はそうでも性格は穏やかだし。
 まあ、少なくとも俺はそう思ってる。
 ただ最近、俺はそもそも高校に行きたくないんだ。
 それには、ちゃんと理由がある。
 別に勉強が嫌いな訳でも、ましてやイジメに会ってる訳でもない。
 けれど、人生が酷く虚しく感じてしまう。
 だって、この先勉強して何になるんだ。
 仮にいい大学や就職先に入ったとしても、待ち受けているのは死という消滅。
 結局全てはパーになるのに、何の意味があるのか俺にはサッパリ分からない。 
 考えれば考えるだけ、よりその気持ちは膨らんでゆく。
 ちなみにこの前、天使の物語をちょっとだけ聞いた事がある。
 天使は人間よりも遥かに寿命が長い。
 3000年ぐらい生きるらしい。
 人生僅か50年、いや今は100歳時代か。
 それでも天使は人間よりも30-60倍長く生きる。
 なので思い出も30-60倍多い。
 それを死で全部失くす時の悲しみは、人間の30-60倍も大きいらしい。
 俺は天使じゃないから分からないけど、理屈として納得は出来る。
 これに当てはめれば、人生は得た物が多ければ多い程、死ぬ時に辛くなる。
 だったら、頑張るとか無意味じゃないか。
 高校になんて行ってどーする。
 勉強や友達とか、出来れば出来た分だけ将来辛くなるだけだろ。
 でも、じゃあ何で俺は生まれてきたんだろう。
 分からない。
 爺ちゃんのように生きたらいいのか。
 いや、それでもいつかは終わるんだ。
 俺は生きる意味が分からない。
 人生とは何なんだ。
 そんな事を、俺は最近ずっと考えている。
 頭から離れない。
 だから、最近じゃもう引きこもりだ。

 すいません、結局長くなっちゃいました w
 後、書き下ろしなのでもし誤字や脱字があったらすいません。
 後、実際はここから修整かけます。
 ちゃんと直さないといけないので。
 でも、今回はこれで雰囲気を掴んでください。

 ちなみにこれで、72行の1477文字になりました。
 行数は36倍で文字数は34倍
 ここまでした場合、2500文字のプロットなら85000文字
 ちょっとやり過ぎましたね w

  途中で調整しないといけません。
 ただ、想像力を働かせて(今回は実話でしたが)加えると、こんな感じで文字数は大幅に増えますし読んでて面白いですよね。

 ちなみに、想像力を加える前の文字数が180文字で加えた後が1477文字。
 その差は8.2倍!

 まあ、さっき言った通り今回は少しやり過ぎたかもしれませ。
 でも、これぐらい力を入れないと届かない場合もあります。

 逆に言えば、こういうやり方をすれば文字数も多く面白い小説を書く事が可能になります。
 もちろん、他にもポイントとなる事はあるんですが、それはまた別の機会にお伝えさせていただききますね。

 明日も仕事で、尚且つ、明日締め切りの小説作成も残っていますので。

 では、お互い頑張りましょう!

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