エイジングサインに思いを馳せながら使うMACの美容液コンシーラーと、店頭に通う意味
今年の秋もベース類の新作が豊富ですが、手持ちのファンデーションをどれか使い切ってから次を買おうと心に決めている私は全スルー!
……のはずでしたが、これだけは見逃せず手に入れてしまいました。
はい、コチラです。
MAC
スタジオラディアンス24ルミナスコンシーラー
MACといえば、最近克服したカウンターのひとつ。
といいますのも、個人的に黒ロゴ系のコスメカウンター(MACの他にはNARS、BOBBIBROWNなど)は、イケイケなギャルがいる怖いところだという偏見を抱いていました。
大変失礼な話ですが、店舗の装飾やムービーの雰囲気から誰か共感して欲しい。
ただ、どこのカウンターもひとたび勇気を出して突撃してしまえばBAさんが親切にしてくれるということに気づいてしまい、だいぶ怯えずに近寄れるようになりました。
なんなら、ギャルBAさんの方がより親切だしノリが良くて面白い。
今回も、親切なギャルからたくさん学びがありました。
コンシーラーで大切なのは色選びだけじゃない
ベースメイク類は、ネットでは色選びがハイリスク。
最近はバーチャルメイクの精度が上がっていたり、色交換サービスをしているブランドもありますが、やはり一発でドンピシャな色を当てたいところ。
こういうときは、プロの手を借りるのが一番!
そして、セコい私は、カウンターで色だけ選んで、ネットショップのポイント還元狙いでポチろうという目論見でした。
対応してくれたのは、金髪で笑顔がめっちゃ親しみやすいBAさん。
ひとことでコンシーラーといっても用途でピッタリな色は変わるので、まずはヒアリングからです。
私は、うっすらクマがありアイメイクがくすんで見えがちなのと、マスク生活で油断しているうちに深く刻まれてしまったほうれい線が目下の悩み。
そこでBAさんがおすすめしてくれたのが、こちらのお色でした。
NW10という、少しピンク寄りの明るめカラーです。
BAさん曰く、私のクマはどちらかというと青み寄りらしく、少しピンクみがあった方がカバーしやすいらしい。
ご覧の通りツヤ感がしっかりあるコンシーラーなので、色は少し明るめに設定して、色の力+光の力でアラを飛ばす作戦と見た。
ここまでは、雑誌やSNSでも得られる知識なので、「うんうん、私はピンク寄りの方がいいのね。タッチアップしてもらって経過を見て良かったら、家でポチろう」と思っていました。(ひどい)
ところが、この後のBAさんのアドバイスが目から鱗だったのです……!!!
クマは将来のエイジングサインかもしれない
「お客様の場合、クマカバーには少し下の方にコンシーラーをつけた方が良さそうですね」
うんうん、小田切◯ロさんのYouTubeで見たことある。
目の際にコンシーラーを塗ると、逆に目が小さく見えるんだよね?目頭すぐ下は空けてくすみを生かすってやつでしょ?
「思っているよりかなり下ですね。さらに言うと、右側の方がクマが下にあるので、左右で塗る場所が少し違います」
…な、なんだって!??(初耳)
BAさんが塗ってくれたのは、この位置でした。
目の際を少し開けるどころか、思っていたよりもさらに下!!
でも、この位置は心当たりがありました。
私の将来のたるみ予定地……!!!
ハイ、ここです。上図のグレーの部分です。
ここに線が入るだけで、一気に年輪が刻まれた顔立ちになる。
私は笑ったり目を細めたりすると、このような感じで線が出てくるのですが、親戚の顔を見た感じ、ここは将来弛んで脂肪がたまり、形状記憶されるであろう場所なんですね。
確かに、この部分にクマがうっすらできている!
クマというより、本当に影!!
そして、人の顔は左右非対称というのはよく言ったもので、向かって右側の方が少し下の位置。
今までは上の部分ばかりコンシーラーで明るくしていたので、逆に影を目立たせてしまっていたわけです。
「ここからたるみますよ!」と、自らアピールしていた……。
ということで、正しい場所にチップで点置きしてから指で叩き込んでいきます。
左側がすっぴん、右側がコンシーラー+フェイスパウダー塗布後です。
目の際は何も塗っていませんが、弛み予定地の影をコンシーラーの色補正機能とツヤ感で軽くカバーすると、肌がフラットに整い、くすみも光で飛ばすことができます。
さらにこのコンシーラー、ヨレにくくてツヤ感が長時間キープできるので、フレッシュな状態をいじできるのも嬉しい。
ついでにほうれい線と口角下側も薄ーく塗布してしまえば、夜まで元気な顔に!
チップで直付けして指やスポンジで伸ばすのも簡単で良いですが、一度手の甲に出してブラシで薄く伸ばすとさらに綺麗に仕上がります。
このコンシーラーブラシが、先が少し間引いてあるのと、面が広めなので、すごく使い勝手が良かったです。
タッチアップ時は、こちらの紫パウダーで仕上げてくれました。
このパウダー、手持ちがなくなったら乗り換えたいんですよねえ。(ヘビロテしても減る様子のないルースパウダーを見つめながら)
ギャルBAさん、最高すぎる!
あなたから買わせてください!!!
ということで、カウンターで即決で持ち帰りました。
やはり店頭でしかできない体験はある……!!
カウンターの体験とWEBサービスのジレンマ
MACはWEBもとても充実していて、オンラインショップ独自のメンバーシッププログラムがあったり、楽天公式では定期的にセールをしていたりと、お店に足を運ばなくてもかなり良いサービスを受けられます。
アイテムによりますが、ベース類の色交換サービスもあります。
なんなら、楽天生活圏で暮らしている人は、お買い物マラソンで買ってしまうのが一番お得かもしれない。
コロナ禍でWEBが加速して、忙しい人や近くにカウンターがない人にはとてもありがたいことなのですが、店頭で下見をして、そのままネットでポチる人も増えているはず。
現場のBAさんたちは、そのことについてどう思っているんだろうと、ふと考えることがあります。
今回は、店頭の接客がとても良かったので、楽天でポイントを貯めるのはやめて、カウンターで購入しましたが、そういうスタンスのお客も多くはないだろうし、最初からポチる気満々でタッチアップのみが目的のお客さんも増えていると思うんですよね。
精一杯おもてなししてもECに流れてしまって個人の成績につながらないことでモチベーションが落ちないのかなあと、自分も販売系に従事しているので、つい考えてしまいます。
逆に、WEBで大体のことがフォローできるので、生身の人間だからこそできるテクニックやサービスのハードルが上がっていると捉えることもできますよね。
店頭接客がきっかけで公式ECで購入したときに、BAさんの成績にちょっとでも繋がる仕組みになっているといいけどな……
(メンバー登録をするとタッチアップ履歴も残せるブランドが増えているので、そのシステムを使えばどうにかなるんじゃないかなと思っている)
店頭でコスメを試して、思っていた以上の仕上がりに心が踊ったり、BAさんと盛り上がる時間をこれからも大切にしたい。
リアルに体験する楽しみを期待して、これからもカウンターに通いたいです。
※マスク生活で油断しているうちに濃くなったシミについては、以前のRMKのメイクレッスンをぜひ参考にしてください。
プロの技はすごいぞ!!
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