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生長記録#20 23/2/13

駄文長文失礼します。

最近大好きなオードリー若林と南海キャンディーズ山ちゃんの2人のユニット「たりないふたり」を改めて全部見返しました。

彼等が結成し解散した12年間、それ以前の人生をすごく感じとれる番組です。

マイノリティだった2人が
人と馴染めない2人が
女の子とまともに喋れない2人が

ステージで本当の全部をさらけ出せる人と漫才をしてる姿を見ると毎度ケタケタ笑い、泣いてしまいます。



話を急に変えます。


自分の昔の話をします。



僕は先生という人種が出会った時から嫌いで教わった先生の名前を1人も覚えてないです。

幼小の時は授業はサボるしずっとうるさいし提出物は本気で怒られるまで出さないし砂場をずっと底まで掘ったり体育倉庫の石灰を頭から被ってみたり先生にいかに嫌いかって言う手紙を書いて渡してめちゃくちゃ怒られたりして今思うとあの時が一番怖いもの知らずな日々でした。


そんな日々も中学にあがった時には高圧的で普通に殴ってくる先生、初めての上下関係の部活の先輩、中学に上がった途端大人びたりヤンキーになっていった同級生についていけずに小学校で調子に乗ってた自分の鼻を簡単にへし折られてしまって、急に変わってしまった周りについていけなくてよく虐められていました。

独りだと思いすぎた自意識過剰なのかもしれない。

廊下歩いてたら急に後ろからヤンキーに飛び蹴りとかされてたけど。


小さい時からずっと好きな音楽をやりたいと思って軽音楽部のある学校に進学した。

新しいとこで楽しく過ごしたくて、変わりたくて高校デビューに挑戦して入学早々ヤンチャな子たちのグループとつるんでたけどそんな人たちと合う訳もなくすぐにハブれてクラスにも馴染めず2年間は部活の為だけに学校に行ったりしてた。

ただ音楽が好きだったから朝イチで学校に行って学校が閉まるまで黙々とベースを弾き続けてた。

部室の合鍵を手に入れて休み時間も弁当食うのを忘れるくらいずっと部室でベースを弾き続けてた。

けど一向に上手くはなれなかった。

周りが色々コピーバンドを組んでいく中ほかの上手い人が呼ばれてひとり残り物になってた。


後輩に合鍵をチクられて先生に回収された後、
トイレでご飯を食う勇気もない僕は仕方なく教室で弁当を食べ始めた。

そしたらクラスメイトがみんなの輪に誘ってくれてやっとまともに喋れるようになった。

部活の同級生ともよく話せるようになった。


仲間になれた気がした。


高3の文化祭、最後のライブが終わった後
皆の前で泣き崩れてしまった。

3年間ベースしか頑張ってこなかったから。

部活だけが生き甲斐だったから。

周りの先生も生徒も気にせず床に頭擦りつけながら泣いてた。

クラスメイトたちが優しく声をかけてくれた。

何を言ってくれたかは泣きすぎて覚えてないけど優しさに当てられてさらに声を出して泣いた。

もっと早く話していればよかったと思って後悔した。


専門学校に入った時

高校の時からライブハウスによく出てたり、よく通ってたり、洋楽が好きだったり、クラスでも1軍、2軍だったんだろうなって言う人達がばかり自分が何でも勝てないことに打ちのめされた。

ライブハウスなんてない奈良の田舎で1人黙々とベースを弾いてた邦ロック好きの4軍の自分とは全く違う世界だった。

酒もタバコも知ってるし、音のことに詳しかったり、高校の時からバイトして高い楽器を持ってたり、古着がどうとかブランドがメーカーがどうとか同じ言語で喋ってないように思えた。


童貞ってダメなことなんだって知って、酷くショックだった。

何とか同級生に追い付きたくてチャンスがあれば全部飛び付いた。

けど全部失敗した。



働くとは
音楽とは
人付き合いとは
お金の使い方とは



自分が何も知らなかったから。

情けなくて怖くてあまり学校に行かなくなった。



唯一残ったのがvijonだった。

声をかけてくれたのが高校の先輩の乾であり、And Becauseだった。



色んな人に会う機会が増えた。

否が応でもちょっとずつ人と話すことを覚えていった。

中高と変化に適応出来ずに塞ぎ込んでいた自分がもう人見知りでは居られないことを知った。

頑張って話していくとたくさん仲間ができた。

何も出来ない自分と話してくれる人が増えた。

沢山の知らない音楽を知れた。

ライブハウスでのルールを覚えた。

馴染めなかった人達とも少しは話せるようになった。


閉じこもってた殻をこじ開けてくれたのは

今の僕が出来たのはvijonと乾のおかげです。

感謝してます。



話を戻します。

「たりないふたり」に出会ったのは2019年の冬。

「さよならたりないふたり」を見ました。

たまにテレビでは見るけどそんなに知らない2人を偶然見て、今まで見た事のなかった、アドリブで自分達の身を削り続けながら傷だらけで笑わせる漫才があることに驚きました。

自分達の痛い過去
馴染めなかった過去
過去から変わってしまった現在
未来への不安葛藤

生き様全てをさらけ出せるお笑いハマったのはそこからです。

ラジオを好きになったのも
Creepy Nutsを好きになったのも
エッセイを読むようになったのも
極度の共感性羞恥がマシになったのも(映画とかドラマのキスシーンはまだ目を塞いじゃうけど)

2人のおかげです。


思いつくまま書いた結果
まとまりが無い長文になりました。


もう自分に何も無いなんてことは言いません。

身に余る程の大切が増えすぎました。

まだ人としてたりないところは自分でわかるだけでもたくさんあるけど

過去の失敗も後悔も
人から受けた辛いことも
たくさんの逃げたことも
傷だらけの痛い部分も
周りとは2,3歩遅れているのも
すぐアツくなってダラダラ文章書いちゃうのも


全部僕です。


いい所を見知ってくれている仲間がたくさんいてくれてるのも
人のいい所を見つけるのが得意になったのも
人に優しく出来るのも
たくさんの人を好きになることが出来てるのも
人にちゃんと感謝を伝えられるのも
大事な人の為にこの身を使いたいと思えるのも

今までの全部が血肉になってるからだと信じてます。



全てを選択してくれた自分に感謝してます。


なんか生長記録っぽいですね。


駄文長文失礼しました。


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