百合漫画総評008 - 割り切った関係ですから。
まえがき
GWを利用して本を買いすぎたので気が向いたら書きます
作品紹介
作:FLOWERCHILD
既刊:4巻
発売:2019/7/18
あらすじ
クラスに馴染めない女子高生・AYAこと鏑木綾(かぶらぎあや)はある日、マッチングアプリを使用して"KURO"と名乗る女性と交流する。
やがてふたりは素性を明かし合い、綾は高校生、KUROこと黒崎静(くろさき・せい)は高校教師であることを告白する。そのKUROの言葉に流されるまま、AYAはKUROの自宅前で初対面を果たす――。
作風
基本環境:学生×社会人
百合要素:出会い系百合
辛い要素:B
濃いめ、硬め、多め
①濃いめ
ここに至る前に読んでしまった人には申し訳ないが、第1話からがっつりとHしてるタイプのややハード系百合である。たまにはそういうのもいいじゃないか。
②硬め
とはいえ、百合の基本要素たる『心の中にあるたったひとつの共通点によって繋がりつつあるふたりが互いの嫌な点に目をつむり、背徳感を振り切ってでもその先の関係性に至ることができるか』というテーマはしっかり抑えられている。
無論、そのことをプリキュアでいう所の3話や4話目あたりの展開を長尺で観ているような感じと言ってしまうのはあまりにも身も蓋もない。プリキュアはドキプリ以外百合ではないので。
③多め
なお、本編では黒崎の過去の恋人や彼女の教え子、かたや綾を心配(意味深)する友人などが絡んできて混沌の様相を呈してくるため、あまり上記のようなインターネットの毒に三日三晩漬けられたようなまがいものの言葉ではなく、本作を一読して自分の感想を持って欲しい次第である。
さいごに
次は……「あ」か「お」で始まる作品かな!