不思議な体験談
お化け屋敷編2
父の生家は、亡くなった祖父が縫製工場を営んでいたので、母屋、事務所、作業場からなる大きめの家でした。
作業場には、使い残された生地や材料など、長い間放置されたものが残っていました。
やはり、古いものには邪気がかなり溜まるようです。
1箇所ずつ、丁寧に浄化していきました。
次に、事務所の浄化をはじめたのですが、此処にもとんでもないものが潜んでいたのです。
まず、気になったのは天袋で、祖父の遺品も含め様々なものが入っていたのですが、例外なく邪気が溜まっていたので浄化しました。
そして振り向くと、頭上に強い邪気を感じました。
一見すると、何もない棚のように見えましたが、どうにも気になります。
祖母に聞くと、以前そこには神棚があったそうです。
脚立を用意して、棚の奥を探すと、とんでもないもの達が出てきました。
木製の天狗面と小さな陶器の人形です。
どちらも凄まじい邪気でしたが、特にお面は手がつけられない程で、気のバリアで覆った後、処分しました。
骨董品としては、値がつきそうでしたが、これ程穢れたものは不幸を呼びよせるので、処分する事にしました。
人形の方は、念入りに浄化しました。
母屋を浄化して回っていた所、真新しい神棚を発見しました。
祖母に聞いた所、事務所の神棚を処分したので新しく買ってきたとの事です。
買ってきて数年程と聞きましたが、なにやら邪気を感じます。
神棚を開けてみると、中からお札が数枚出てきました。
天照大神等、伊勢神宮で購入した物だそうです。
由緒正しいお札の筈ですが、魔のものが入ったのか、邪気を感じました。
お札を丁寧に浄化した後、近くの神社でお焚き上げしていただきました。
神社仏閣で購入したお札等は、やはり1年でお焚き上げした方が良さそうです。
また、神棚自体も、お手入れや、毎日手を合わせる等、気にかける事が大切だと思います。
さもないと、折角の神棚に魔が入り込んでしまいます。
お化け屋敷編 3に続く
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