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ウォルドルフ人形

まだ暑かった数ヶ月前、私のお教室に
「自分で染めた毛糸で編みたいものがあるんですが、編み物初心者ですが、編めますか?」
と連絡がありました。

私も、原毛から糸を紡いで染めて…セーターが出来るまでの過程を、一からやってみたかったのもあり、ご自分で染色された毛糸を持って来られるのを楽しみにしていました。

ところが、てっきりご自分のセーターを編まれるのかと思いきや、お人形さんのセーターだったのです。

『ウォルドルフ人形』

ウォルドルフ人形とは、シュタイナー教育から生まれた 自然素材を使って作る子どものための抱き人形。
スウェーデンひつじの詩舎の佐々木奈々子さんが、スウェーデンから日本に伝えてくれました。
ウォルドルフ人形で遊ぶ子どもの姿を思い浮かべながら、一針一針丹精込めて作る、世界でたった一つのお人形。できあがった際の充実感と達成感で、作り手にとっても我が子のようにかわいい存在になります。

https://quartett.co.jp/products
ウォルドルフ人形|木のおもちゃ
  カルテット    様より

『羊毛』と『天然の材料』で

ウォルドルフ人形の中身には特に弾力性のあるひつじの毛を選びます。羊毛はしっかりと詰めると子どもの肌の弾力に近く、適度の重さとぬくもりがあり、洗濯をしても元の形を保っているなどのよい特長があります。
ボディ(綿ジャージー)や髪の毛(天然のひつじの色、又は植物染色した色)も自然で安全な素材を選びます。なぜなら天然の材料の持つ良さを早くから感覚で知って欲しいからです。
大切な分身として、また遊び仲間として長く付き合えるように、汚れたら洗え、やぶれたら繕える材料が好ましいと思います。

https://s-hitsuji.co.jp/
〈公式ウォルドルフ人形〉スウェーデンひつじの詩舎
様より


ご存知でした?『ウォルドルフ人形』
私は子育てして来た中で今まで触れることがなく、こんな素朴なお人形の世界があるんだって初めて知りました。

そして今回お問い合わせ頂いた方は、ウォルドルフ人形2体は、既にそれを作るお教室で作られていて、そのお教室の作品展出展の為に、洋服をご自分で手編みしたい♪…との事だったのです。

そしてこの方、基本、全て天然の素材が使われるウォルドルフ人形なので、編む毛糸も、この為に染物教室にも通い毛糸を染色し、下に敷くマットやタペストリーもご自分で糸を染色し、織物もされるという徹底ぶりです!

そして私は、このご自分で染色された毛糸でこの方にゲージを編んでもらい、簡単なお製図を書いて、割り出しをし、編み方指導をさせていただきました。
数回お教室に通っていただき、無事完成!

お姉さんと妹。完成したワンピース

お人形さんピッタリに完成しました。とっても可愛いです♡
そしてTOP写真は、作品展での展示の様子。


全て手作りで、ちょうど幼子が抱っこ出来る大きさの、素朴な表情の、暖かい温もりが感じられるお人形さん。
もしも娘がまだ小さかったら、私も手作りしてたかもな…なんて思いました。
ウォルドルフ人形にハマる人の気持ちが少し分かったかな♡

ハンドメイド万歳🙌♡*.+゚

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