Mark Andy(マーク・アンディ)社とAvery Dennison(エイブリィ・デニソン)社が RFID ラベルに特化したウェビナーを開催(2020年12月9日)
今回は、2020年12月9日に開催された、RFIDラベルを取り巻く状況とRFIDラベルを製造する印刷機に関するウェビナーについて書かれたMark Andy社の記事(2021年1月28日に同社ホームページにて掲載)をご紹介致します。
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RFID技術はそのものは新しいものではありませんが、その汎用性により、ファッション、テクノロジー、食料品店から倉庫、カジノ、農場、さらには世界中の政府機関まで、さまざまなセグメントでこれを利用するブランドオーナーの数が増加しています。この技術が普及すればするほど、適切な生産設備を持つラベルメーカーは、新たな収益源を容易に手に入れることができるようになります。
こうした中、Mark Andy社とAvery Dennison社は2020年12月9日に共同で、コンバーターの視点からRFIDラベルの世界を探り、ラベルにおけるRFID技術の使用と、この技術を印刷室に取り入れるために必要な機器について話し合われました。
ウェビナーの講師であるAvery Dennison社の技術営業マネージャーRobert Brania氏、同じく営業ディレクターのPatrick Eichstaedt氏は、RFIDスマートラベルの成長予測について話しました。彼らによると、「RFIDのようなデジタルID技術は、多くの産業を大きく変え、新しい機会を開いている(中略)市場全体もこの方向に向かっており、新しいチャレンジがそのデジタル化を余儀なくしている 」ようです。
現在、製薬・医療業界では、RFIDを使った在庫管理、患者の安全、ブランド、製品の保護、また作業効率や業務効率の向上が図られています。自動車産業では、スペアパーツの識別と追跡、プロセスの自動化、認証、偽造防止にRFIDが使用されています。食品業界では、保管・販売される食品の安全性向上や廃棄物の削減が可能になります。RFIDのもう一つの導入例は、ロジスティクスです。COVID-19のテストに追加された特殊なNFCタグにより、信頼性が高く、安全で、機密性のデータをリアルタイムで取得できるため、現在のパンデミックでもRFIDソリューションの利用が増加しました。
Mark Andy社のポーランド営業マネージャーLukasz Chruslinski 氏は同社が提供する RFID モジュールを紹介し、それによって実現されるアプリケーションの例を示しました。「この 2 年間、ポーランドでは RFID の導入が加速しています。日常生活で目にすることが多くなっています。特筆すべきはスポーツ用品を扱うDecathlonの店舗が、RFIDを広く導入していることです。もう一つの良い例は、セルフサービス・マーケット・ネットワークであるTake&Goです。アマゾンの店舗も同様です。アメリカのスーパーマーケット・ネットワークであるウォルマートは、RFIDの導入により、毎日約20万米ドルのコスト削減を実現しました(中略)RFIDはもうラベルの未来像ではなく、市場の真のニーズなのです」とChruslinski氏は述べています。
Mark Andy社の印刷オペレーターGrzegorz Rostkowski氏とLukasz Kaczynski氏は、EvolutionシリーズE5にAvery Dennisonモジュールをインストールし、RFIDタグ付きラベルを印刷するライブデモを行いました。Lukasz Chruslisnki氏は、RFIDタグ入りラベルの印刷プロセスを順を追って説明し、印刷機のすべての構成パーツを解説しました。
両セミナーとも、最後に質疑応答が行われました。「多くの質問が寄せられ、参加者の RFID に対する関心の高さがうかがえました」と、Mark Andy社のポーランド・マーケティング・マネージャーであるLena Chmielewska-Bontronは述べています。また、ウェビナーに参加してくれた世界各地からのゲストに感謝したいし、来年のイベントのアジェンダも近々発表する予定です」と付け加えました。
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いかがでしたでしょうか。上記の記事で紹介されていますウェビナーについてはMark Andy社の公式YouTubeチャンネルでも公開されております。現在は英語版のみですが、いずれ日本語の字幕を追加する予定です。現在でもYouTubeの自動翻訳機能による字幕で見ることが可能ですので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
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