RFIDタグの印刷製造ーMark Andy社の最新フレキソナローウェブ印刷機「Evolutionシリーズ」モデルE5
Mark Andy社の最新フレキソナローウェブ印刷機「Evolutionシリーズ」は、長年の経験を通して確立された同社の多様で高度な技術を、コンバーターのニーズに合わせて選択・追加的に利用できるようにすることで初期費用を抑えた、拡張性の高い同社のエントリーモデルです。2019年にリリースされました。
精密な印刷を可能にしながらも、使いやすさを重視した設計により、印刷ユニットにアクセスしやすいシンプルな構造と外観になっています。
動画:「Evolutionシリーズ」モデルE5の外観
追加オプションによって様々なインライン加工・加飾を施すことで、幅広い製品の製造が可能ですが、RFIDタグの製造もその中のひとつです。
RFIDタグのインライン挿入の代表的な方式に「オンピッチ(On-Pitch)」方式と「オフピッチ(Off-Pitch)」方式があります。オンピッチ方式では挿入する前のRFIDタグのロール上の間隔と挿入後の間隔とが一致します。つまりRFIDタグのロールを巻き出してそのままウェブに挿入していく方式です。一方、オフピッチ方式では、巻き出したロール上のRFIDタグを一度切り離して、ウェブに挿入していきます。つまりRFIDタグロール上のRFIDの間隔と異なった間隔で製品にRFIDタグを挿入することができます。
「Evolutionシリーズ」モデルE5ではこのうちのオンピッチ方式によるRFIDタグのインライン挿入が可能となっています。
動画:「Evolutionシリーズ」モデルE5によるRFIDタグ付きラベルの製造
さらにMark Andy社のハイエンドモデルである「Performanceシリーズ」ではオフピッチ方式によるRFIDタグの製造も可能です。
同社では、以前よりRFIDタグの製造に注力しており、海外での実績も着実に積み上げきています。今後活用が期待されているRFIDタグのインライン挿入が可能であることは「Evolutionシリーズ」モデルE5(および「Performanceシリーズ」)の大きな魅力のひとつです。
弊社では本記事でご紹介したナローウェブフレキソ印刷機および周辺機材、消耗品を取り扱っております。ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
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