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今週(9/27〜)の相場振り返り

いつもあなたを応援する、そう…パピーぬです。

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さて、今週の相場の振り返りですが、早速行ってみよう!

日経平均週足

日経平均週足

今週は、大陰線を形成し、かろうじて26週EMAのサポートを受け下げ止まった感じ。MACDのシグナルも完全に下向き。RSIはまだ50%より上にありますが、先週よりも売り圧力が強い状況になりました。

日経平均日足

日経平均日足

ローソク足は75日EMAを下抜けし、MACDのシグナルラインもかなり下がりEMAラインとの幅が、さらに広がっています。RSIを見ても、かなり買が弱い状況が見受けられます。

TOPIX週足

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こちらも大陰線を形成。12週EMAも割れております。MACDのシグナルラインも下がり、デットクロス間近。RSIも50%を割れそうです。

TOPIX日足

TOPIX日足

日足は、窓を開けての陰線。75日EMAのサポートを受けかろうじて下げ止まった形になりましたが、こちらも日経同様MACD、RSIともに非常に弱いサインが出ております。

マザーズ週足

マザーズ週足

日経、TOPIXと大きな陰線を形成している中、陰線ではありますが下髭がついており、比較的底堅い展開でありました。MACDのシグナルラインは、若干下向きになり、RSIはギリギリ50%を下抜けした形。まだ上値を目指したいという感じを受けます。

マザーズ日足

マザーズ日足

こちらは、週足と違い上髭陽線でした。25日EMAのレジを受けた形に見受けられます。MACDのシグナルラインは若干緩やかになり、RSIは上向きになってきておりますので、一定の買い需要が見込まれると考えます。

日銀ETF買い入れ結果

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日銀のETF買い入れは、9月29日と10月1日に701億円の買い入れが入っています。(6月21日以来約3ヶ月ぶり)

こうやって見てみると、買い入れ実行の基準は【TOPIXの前場の下落率が-2.0%を下回った場合。】のようですが、9月29日は配当権利落ち日という特殊事情を除けば、実質下落率は、2.0%に満たないため、この買い入れには、疑問が残るところです。

業種別株価指数変化率

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今週の業種別株価指数変化率一覧ですが、特に海運業の下落が著しいものとなりました。

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バルチック海運指数が右肩上がりの中、郵船を筆頭とした海運銘柄は大きく下落しました。業績は決して悪く無いことから、海外機関投資家を中心に、決算期末の利益確定売りが広まったものと、コンテナ運賃が横ばいになっていることを嫌気したものだと感じます。

日本郵船

日本郵船

まずは、海運トップの日本郵船(9101)から。

10月1日の日足は、上髭ですがなんとか陽線で引けました。下は75EMAのサポートが機能するか様子を見たいところ。RSIは27%と30%を下回り、売られすぎ水準に突入。

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ただし、上記にあるとおり文句なしの業績で、かつ、まだまだ割安水準ではあるので、来週の動向によっては、積極的に押し目を狙いにいきたいところです。

商船三井

商船三井

続いて、商船三井(9104)。

こちらも郵船同様上髭陽線で引け。75EMAのサポートが機能するか様子見。RSIは25%と、さらに売られすぎ水準に突入したところ。

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2021年の営業利益はマイナスでしたが、2022年予想は、申し分ない内容となっています。こちらも割安水準なので来週の動向によって押し目買いを狙いたいと思います。

川崎汽船

川崎汽船

最後に、川崎汽船。こちらは上髭陰線で引けました。75EMAはまだまだ下なので、ここまで下がるか。それとも反転するか。MACDシグナルラインは、さらに下向きになり、RSIは売られすぎ水準では無いことから、ヨコヨコか下げの可能性が高いと見ています。

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川崎汽船は、高ROEのため(おそらく財務レバが高い)ので、そもそも投資対象にしていませんが、面白い動きが”見られれば”注目していきます。

岸田政権誕生!しかし、大幅下落。

【9月29日(金)】総裁は誰に!?

大引けの日経平均は639円安の2万9,544円、TOPIXは43ポイント安の2,038ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は338、値下がり銘柄数は1,786。出来高は16億259万株、売買代金は3兆8,556億円。
前日の米国株が長期金利上昇債務上限交渉の行き詰まりで売られたため、本日の東証も大幅安に見舞われた。日経平均の下げ幅のうち約180円は配当権利落ち分。

【9月30日(木)】岸田新総裁誕生!が、金融所得税増税検討!?

大引けの日経平均は91円安の2万9,452円、TOPIXは8ポイント安の2,030ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は789、値下がり銘柄数は1,298。出来高は15億5,125万株、売買代金は4兆3,914億円。
岸田新総裁に対しては金融所得増税検討が気掛かり要因となった。
日経平均銘柄入替えのリバランスも影響した。

【10月1日(金)】

大引けの日経平均は681円安の2万8,771円、TOPIXは43ポイント安の1,986ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は182、値下がり銘柄数は1,981。出来高は13億8,443万株、売買代金は3兆5,442億円。
日経平均は大幅続落。自民党人事が河野氏の処遇などでやや失望されたことや、中国恒大集団の破綻リスクに対して、中国市場が国慶節で休場なので代わりに日本株を売るという動きや、米国キャピタルゲイン増税の適用開始時期の後ズレ思惑で、米国株に対する駆け込み的な売りが警戒された。

来週のイベント

10・4

月マネタリーベース
決算発表、キユーピー、クリエイトSD、ネクステージ
臨時国会召集
証券投資の日
OPECプラス閣僚級会合
米8月製造業受注

10・5

10年国債入札
決算発表、サンエー、USMH、イオンモール
米8月貿易収支
米9月ISM非製造業景況指数

10・6

決算発表、ウエルシア、壱番屋、イオンFS
米9月ADP雇用統計
米週間石油在庫統計

10・7

新規上場、ワンキャリア
TOPIX浮動株比率定期見直し発表(28日大引で適用)
9月都心オフィス空室率
8月景気動向指数
決算発表、7&i、竹内製作、ライフコーポ
米、新規失業保険申請件数

10・8

8月家計調査
8月毎月勤労統計
オプションSQ
新規上場、日本エコシステム
9月景気ウォッチャー調査
決算発表、ジンズ、安川電機、マニー
新型「Nintendo Switch(有機ELモデル)」発売
米9月雇用統計

来週の動きは!?

今週は、配当権利落ち、総裁選、金融所得増税検討の岸田新総裁確定、銘柄入れ替えリバランス、恒大集団破綻リスク、米長期金利上昇、それに加え月末アノマリーで、売り要素が盛り沢山でした。私も、流石に今週は売り方に回りました。

来週は、これらの懸念事項に注意し、米国で統計や指数の発表が連日予定されているため、米国市場の方向感に注意しつつ、週末はSQなので短期決戦、こまめな利益確定でいきたいと思います。

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