11月22日の相場振り返り
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さて、昨日の相場の振り返りですが、早速行ってみましょう!
日本市場3指数と寄与度ランキングの確認
ファーストリテイリングは0.47%の上昇。東京エレクトロンやアドバンテスとなどの半導体銘柄も好調です。トレンドマイクロもランキングに入ってきました。一方、これまで、上昇を続けてきて、レーティングも上げてきたデンソーが-2.31%と下位TOPになっています。これは、特にニュースが無いので一旦の調整というところでしょうか。
また、ソフトバンクグループが寄与度下位2位に出てきています。11月18日に決算発表したアリババ株の急落に伴うものだと思います。アリババは、中国経済の減速と政府の規制強化の中で収益の伸びが鈍化するとの見通しを示し株価の下落に拍車をかけた形。株式調査大手CFRA のジョン・フリーマン氏19日、Yahoo Financeに対して述べた。彼は、アリババ株に上場廃止のリスクがあると警告したとのことです。引き続き中国政府の規制に苦しめられる状況なのでしょうか。その動きに注目です。
■マザーズ寄与度ランキングTOP10
メルカリが4.42%の上昇。USJの商品やチケットなどの転売対策で特定の新商品発売前後の注意喚起や権利侵害品対策を実施できるようにして、まずは「禰豆子ポップコーンバケツ」を対象に始めるとのこと。
FRONTEOも引き続き、続伸しています。朝の気配は弱かったので、大きく下げると思いきや、+235で引けということで、非常に強い状況が続いています。PERは475倍になっていますので、もはや、PERだけでは測れない株価になっています。突然の下落が予想されますので、こまめな利確が必要かと思います。
■昨日のポイント
1.日経平均は小幅ながら続伸、朝安後切り返す展開に
2.欧州の新型コロナ拡大が重荷、景気に対する警戒感再燃
3.売り一巡後下げ渋る、米株先物が堅調で投資家心理改善
4.値上がり・値下がり銘柄の数がいずれも1000に乗せ拮抗
5.海運など買われるも3万円台手前では戻り売り圧力が強い
■東京市場概況
週明けの東京市場では、売り優勢のなかスタートしたが、日経平均株価の下値は底堅く後場は戻り歩調となりプラス圏に浮上した。
22日の東京市場は、朝方は軟調。前週末の欧州株市場が全面安だったことや、米国株市場でも景気敏感株を中心に売られNYダウの下値模索が続いていることから、日経平均は安く始まった。ドイツやオーストリアなどで新型コロナウイルスの感染が再拡大し、経済回復が遅れることへの懸念が重荷となっている。しかし、売り一巡後は下げ渋る展開となり、後場に入ると一段と下げ幅を縮小、堅調な値動きを示す米株価指数先物の動きを横目に日経平均は午後1時半頃にプラス圏に切り返した。一方、2万9800円近辺では売り圧力が強く、結局日経平均は高く引けたものの、上げ幅は30円弱にとどまった。東証1部の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも1000を上回り拮抗した。売買代金は2兆3000億円台と、10月25日以来約1ヵ月ぶりの低水準だった。
■前日の米国市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比268ドル安と3日続落した。新型コロナウイルスが再拡大していることを受けて、世界経済の回復鈍化懸念が広がり、リスク回避の動きが強まった。
■個別銘柄状況
◯買われた銘柄
東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>などは堅調で半導体製造装置関連はまちまちの展開。日本郵船<9101>など海運株が高く、塩野義製薬<4507>も買いが優勢。ダイキン工業<6367>が値を上げ、ベイカレント・コンサルティング<6532>も上昇した。値幅制限上方拡大のOKK<6205>は400円高のストップ高。アグレ都市デザイン<3467>、JUKI<6440>、イソライト工業<5358>なども値を飛ばした。
●売られた銘柄
レーザーテック<6920>は売りに押され、武田薬品工業<4502>が冴えず、任天堂<7974>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが売りに押され、INPEX<1605>が大幅安、日本航空<9201>も軟調。デンソー<6902>も安い。国際紙パルプ商事<9274>が急落、ディア・ライフ<3245>、キャンドゥ<2698>、フィル・カンパニー<3267>なども大きく値を下げた。
■日経平均寄与度ランキング
◯プラス寄与度上位5銘柄
ファストリ <9983> 、ダイキン <6367> 、東エレク <8035> 、塩野義 <4507> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約43円。
●マイナス寄与度上位5銘柄
デンソー <6902> 、SBG <9984> 、信越化 <4063> 、日東電 <6988> 、トヨタ <7203> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約30円。
業種別株価指数変化率
東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)保険業、(3)証券商品先物、(4)ガラス土石製品、(5)倉庫運輸関連。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)輸送用機器、(3)空運業、(4)銀行業、(5)石油石炭製品。
WTI原油先物と空運・原油関連銘柄比較
現在のWTI原油価格は、-0.22(-0.29%)の76.53と小幅に下落。
航空銘柄は欧州で再びコロナが拡大していることで、共に下落。石油関連銘柄は高安まちまちといったところ。
石油関連銘柄では、特にINPEX(1605)の下落が目立ちました。原油先物価格の下落やオーストリア政府がロックダウンの実施を発表するなどの、原油需要が減少するのではないかという思惑から売られてしまいました。
それと株とは関係ないのですが、日本航空株式会社(JAL)が、企業広告として公式YouTubeに「上京編」・「帰省編」と題した2本のWEB動画を10月より公開しているとのこと。
これが、なんとこの度全米感涙協会の“涙活”動画として認定されたことを発表しました。
全米感涙協会は、意識的に泣くことでストレスを解消させてくれる活動である「涙活(るいかつ)」を統括する団体。
名称に全米とはついているものの、アメリカに本部があったり発祥であるわけではありません。その由来は「全米が泣いた」というお馴染みのキャッチコピーから取られたそうで、さらに涙活を広めたいという想いを合わせて全米感涙協会と名付けたそうです。基本的には感涙する施策やコンテンツを認定し紹介するという活動を行っており、公式WEBサイトでは多数の感涙コンテンツや書籍、イベントなどの情報を発信しています。
全米感涙協会:https://www.ruikatsu.com/
バルチック海運指数と海運銘柄比較
現在のバルチック海運指数は、+98.00(+3.99%)の2552.00と続伸しました。
昨日の海運3銘柄は非常に強い流れでした。底値は十分固めたと思いますので、ここから上昇していくか確認してから入りたいところですね。上値は重いと思いますので、こまめに買いで入り、売りで入りを繰り返して着実に利益を重ねたいところです。
SOX指数と半導体銘柄比較
現在のSOX指数は、-64.90(-1.66%)の3,847.12と下落。
レーザーテックは、上昇一服といった形ですね。チャートをみてみましょう。
昨日は、寄り天状態で、後場にかけてジリジリと下げていきました。高値圏で上髭陰線で引けており、25日線との乖離も大きいので、チャート的にはあまり良くない状態に見えます。RSIも75.76と買われすぎ水準と言われる80%ライン間近です。ここから、切り替えして再び上昇するのか、下落していくのかは誰にもわかりませんので、損切りラインを明確にした上で、入っていきましょう。
3指数日足一目均衡表
日経平均
ほぼ下髭陽線で引け。RSIは50%ラインを上抜け。ダブルトップが崩れたので、まぁまぁ良い状況かなと思います。今後は直近高値を超えて、30,000を目指すことができるか確認していきましょう。
予想レンジは、29,900から29,600。
TOPIX
下髭陽線で引け。こちらも日経同様の形です。
予想レンジは、2,036から2,051。
マザーズ
大陽線で引け。久しぶりに強いマザーズが戻ってきました。RSIも反転し上昇へ向かっていますが、これ以上上昇すると過熱感が出てしまうので、個人的には、緩やかな上昇が好ましいですね。まずは、直近高値を目指し、定着したいところです。
予想レンジは、1,161から1,180。
米国市場3指数最新
■米市場概況のポイント
1.バイデン大統領がパウエルFRB議長の続投で安心感広がる。
2.このことで米国債利回りも上昇。銀行や産業など景気敏感株の買いが上げを主導。
3.IT・ハイテク株が序盤こそ最高値を更新する銘柄も多かったが、中盤から一気に戻り売りに押された。
■米市場概況
きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばい。一時300ドル超上昇したものの、終盤に急速に伸び悩んだ。序盤はバイデン大統領がパウエルFRB議長の続投を決めたことで市場はポジティブなムードが広がった。対抗馬だったブレイナード理事は副議長に指名される見通し。
市場からはサプライチェーン問題やインフレ、人材不足など様々な課題山積の中で議長の交代はマイナスとの評価が広がっており、続投で安心感が広がったようだ。
米国債利回りも上昇し、銀行や産業など景気敏感株の買いが上げを主導。銀行については、パウエル議長は銀行規制緩和に前向きだったとして議会民主党の重鎮から拒否感が強かったが、パウエル議長の続投が決まったことで、銀行へのプレッシャーも少ないのではとの見方も出ているようだ。
しかし、IT・ハイテク株が序盤こそ最高値を更新する銘柄も多かったが、中盤から一気に戻り売りに押された。米国債利回りの上昇のほか、最高値圏で推移していることもあり、利益確定売りが強まった模様。銀行や産業など循環株への乗り換えの動きも指摘されている。
感謝祭休暇を引けて上値ではポジション調整の売りも溜まっているようだ。
■個別銘柄状況
セクター別では旅行レジャーが軟調。取引開始前にメルケル独首相が、最近の感染拡大はこれまでで最悪と指摘し、感染拡大防止のために制限措置の厳格化が必要との考えを示したことが嫌気された。
アメックス<AXP>やビザ<V>、マスターカード<MA>といった大手カード株が下落。欧州の感染拡大を懸念している。特にマスターカードは海外でのエクスポージャーが多く、営業収益の60%以上が海外での収益となっていることで、下げがきつい。
なお、過去の経験則では、1950年以来11月最後の5営業日は伝統的にプラスだという。感謝祭前日に市場が上昇した確率は3分の2で、感謝祭翌日は57%の確率で上昇しているという。
ナスダック:テスラ<TSLA>、アップル<AAPL>は上昇したものの、他の主力株が利益確定売りに押された。エヌビディア<NVDA>も最高値更新後に失速している。
◯テスラ<TSLA>は同社のマスクCEOがツイッターで同社の最速モデルである「モデルSプレイド」を来年3月頃から中国で発売する計画を公表したことが材料視された模様。
◯ロケット開発スタートアップ企業のアストラ・スペース<ASTR>が40%の大幅高。打ち上げ試験を行ったロケットが軌道に乗ったと発表したことが買い手掛かり。
◯通信サービスのボネージ<VG>が大幅高。スウェーデンのエリクソンが買収で合意したと発表した。
◯洋服やアクセサリーなどのアパレルレンタルを手掛けるレント・ザ・ランウェイ<RENT>が大幅高。同社は10月にナスダックに上場したが、きょうは各社のアナリストからのカバレッジ開始が伝わった。「買い」でカバレッジで開始したアナリストが多く、目標株価を28ドルとしたアナリストもいた。
●電気自動車(EV)スタートアップのリビアン<RIVN>が大幅安。先週末にフォード<F>がリビアンとのEVの共同開発計画を取りやめたと発表。フォードはリビアン株を12%保有。
ADR値上がりランキング(円換算)
ADR値上がりランキングは、東京電力ホールディングスが1位となっている。
日経平均CFDの今は!?
現在の日経平均CFDは、-121円の29,6652.70。
祝日明けの日本市場は、ナスダック利益確定売りや、米金利上昇を受けて日本のIT・ハイテク関連株には逆風が吹きそうな予感がしますが、どうでしょうか。
こういう時こそ、冷静に投げ売りや飛びつきなどせずに、自分の決めた損切りラインを守って立ち回りたいです。
それでは、また明日もよろしくお願い致します!
※株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。これが「自己責任」の原則です。
誰かに「儲かる」とささやかれて損をしても、誰も損失を補償してくれません。大切なのは、自分のマネープランに適した「自分のルール」を作り、それをしっかり守ること。
自分の株式投資に関する知識、投資経験、投資目的、資産の状況などを勘案して、どれくらいを運用資産に回せて、どれくらいまでなら損をしてもよいのかという許容範囲を決め、損失はその範囲内に収まるようコントロールしましょう。