1/12never odd or even-283production LMEを鑑賞しての感想-
liminal;marginal;eternal見てきた。感想。おおまかな意見としては、面白かったが、楽しみきれたかといえば微妙。作品としては最高。oddでの演出は否定寄り。とはいえ美琴さんをこれからも応援する姿勢は変えないつもりだし、成仏することはあってもブチギレ引退することはない。
xRライブとして。
MR(more reality)というプロジェクトのライブは、FUURYUU FES(意味不明無料イベント)、ヴイアラプロミ、配信含めるとTLS、L3と、ヴイアラを通してそこそこ体験しているわけだが、当然それとは話が異なる。シーズとコメティックの5人にはそれぞれ声優が存在し、演じられることによってできる存在だからだ。最初は演じられたものなんだからどうしても限界はあるだろと思っていたが、かなり満足できた。質感が思っていたよりもそこに「いる」。KアリのFUURYUUのときはそこまで感じなかったが、今回は、そこにいた。投影する部分に書けてるお金が違うんだろうな。FUURYUUはなんだかんだ無料イベントなのになぜかメンバー豪華だったので、そういうところでバランスとってるんだろうなっていうのを感じた。
特に、oddはほぼ最前で見ることができたので表情まで細かく見ることができたのだが、この距離でも奥行きを感じられるしなにより脚がすごい。覚えてください。xRは脚です。目の前に登場すると、にちか、脚なっが!ってなったあとに美琴さん脚長すぎ!ってなるし、コメティックノートって脚の出し方がみんな違うが、それぞれの脚の見せ方めっちゃこだわってたように見える。特にルカ、生脚側が観客側じゃない時も意識的に脚を見せてくれてて、ルカってそういう魅せ方するんだって意外だった。
脚以外だと目線。はるきは合わせようとしてくれてるのが見えるし、羽那は、あれなんだろう自然な動作の中でみんなを見ているような気がする。ルカはにちか、美琴と目線ほとんど合わせないし、美琴さんはどこ見てるのかよくわからない、目は合わなかった。間近で見たのがoddだけなので体調不良の前兆の可能性はある。他の公演のアーカイブチェックして確認したい。
表情は、美琴が倒れてからのにちかの物憂げな表情、ルカの動揺、はるきの全部こっちに出そうとしてくれる全力の笑顔が心に刺さる。oddで表情見える位置取れてほんとに良かった。
283プロのライブとして。
結論としてはかなりモヤモヤは残っている。目当ての贔屓が出る直前に倒れてるんだからそりゃそうだろう。どれだけ他の部分が楽しかろうとこの部分は覆せないし、odd以降美琴さんの体調が心配で気が気でなかった。そういう気持ち含めてこのライブで表現したいものなんだろうし、後述のシャイニーカラーズの作品という面では作品の一部になったという実感がかなり湧いてる。でもxRに求められてる実感ってそういうのじゃないと思うなって気持ちは一晩明けても変わらない。
セトリに関してはコメティックシーズ双方のファンが十分に楽しめるかといわれると、シーズが連続すぎる、アンコールがコメティックすぎるという問題を抱えている。シャニPが無理やり美琴の体調を崩すために作ったといわれてもおかしくない、そんな内容。さらに、公演タイトルも後から見ると美琴さんの体調不良を前提とする意味の付け方。283プロとしてそういうことをしてはいけないと思う。
楽しかった部分。
夢模様キャンバスと泥濘鳴鳴とMonochromaticがめちゃめちゃ気持ちいい。特に泥濘鳴鳴。リリイベより前に一番最初の披露をキャラライブで見れたのはかなり嬉しい。泥濘鳴鳴ほんとに楽しかったし、円環は福岡だけ行くつもりだったが名古屋も行っていいかもな〜の気持ちになってる。羽那が特に良かった。みんな似た表情の部分の動きが。これ三川さんバージョンも見たいね。
アンコールの神様は死んだ、ってがクリパのルカ登場のあれに近いものを感じて、1/3含めてクリパ現地できてなかったからその分の気持ちを回収できたな〜って感じする。ルカカッコいいよ。今アーカイブ見ながら書いてるけどこれ現地一択だなってくらい迫力が違う。カミサマがいた。これ見て川口莉奈さんのルカ再現度ってハンパないって感情も湧いてきた。あの人すごくない?
MCパートは何に対しても無興味な羽那が無垢という曲を大好きと言ってくれたのは嬉しいのと、美琴が羽那の出身地把握してなかったことへの意外さがあった。美琴さんって仕事にかかわる資料は一通り目を通して完璧にするタイプと思ってたから。というかホームコミュとかモノラルダイアローグでそうだった気がするけど。
シャイニーカラーズの作品として。
美琴がライブ中に倒れてしまう、これは美琴の姿勢を見るといつか必ず起こってしまう事故。それが今回起きてしまったわけで、偶然今の相方であるにちか、過去の相方であるルカを含む少数のメンバーがいた。それだけの話。ルカ、にちかにとって美琴が欠けた状態(完璧でないこと)、美琴にとってのステージに立てない状態(永遠でないこと)を見せることで、完璧・永遠であることは美徳であり彼女達は幾度も到達の機会を与えられる、完璧・永遠でない中でどれだけ欠けてしまった部分を埋めていくか、埋めるために彼女たちはどういう努力をするか。その中で一晩置いてShiny StoriesをにちかルカでやることにしたシャニP、にちか、ルカは自分たちの感情は一旦置いといて観客に向けるという決断をした。その話はちょっと読ませてほしいかも。でも公式Xで通話ログ出すのはライブに参加しているファンとしての自分とシャニをプレイするプロデューサーとしての自分の境界がわからなくなるからシャニソンの電話でやってくれ〜、それかポタMみたいなことやってくれ〜。
それ以外のうーんポイント
この演出はシャニだからできているわけで、シャイニーカラーズ村以外の人が口出ししないでほしい。シャニ以前のアイマスPはシャニとはこういうもんって理解してるから意見として出していただくのはいいんだけど、そうではなくただただうちでこれをやらないでほしいって言ってる方々。安心しろ、絶対にやらない。これはあくまでもシャニ運営とシャニPの戦い。
odd公演でのアンコールのはやさもちょっと…ってなった。公演中に美琴さん倒れとるんやぞ。アンコールよりも美琴さんの心配とにちかへの賛辞について考える時間をもう少しとりたかったし、とってほしかった。
ややさまのXへのリプでややさまの体調を心配する声が上がってたのもしゃあないけどうーん。担当声優に迷惑かけるような演出をやらんといてほしい。リプする人たちも一旦調べてほしい。というかややさまのツイートから体調崩したのは美琴であってややさまでないことはわかるだろ。
あとがき
シャイニーカラーズのライブは全通するか、あくまでも作品世界外の人物として作品内の世界を見るという視点に立ったほうが心を保ちやすいということを改めて感じた。ライブ会場での我々は観測者であり作中の出来事の参加者でもあるのだから。