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外国ルーツの先輩の話を聞いてみようPart.2

みなさん、こんにちは!「WAKUWAKU×ルーツ」(通称:「クロスルーツ」)スタッフのプラです。

外国ルーツの先輩の話を聞いてみよう(第2弾)を開催しました。
前回は、高校卒業後の進路について先輩の話を聞きましたが、今回はもう少し年上の先輩に来ていただき、日本で働く・起業することについて話を伺いました。

会社員目線と経営者目線からお話を聞くことができたのは、本当に貴重な時間であり、将来の自分を想像することができました。僕のように、日本の会社で働くことを考えている子どもたちにとっても、いい刺激になったのではないでしょうか。


「継続すること、何を経営するかが大事」

まずは、Sarad Kumar Gauchanさんについてです。
約30年間、日本の貿易会社に勤められています。その他にも区の外国人出身コミュニティーのリーダーとして活躍されています。
特に僕が印象に残っている言葉は、「日本の会社は最初がすごく大変だけど、長く勤めれば務めるほど後々仕事の負担が減る。いろいろ楽になる。」というお話がありました。また、「就職するときは会社の名前にこだわらず、自分にとっていい会社を選ぶことで長く働けられるようになる。」という言葉を聞いて、これからも日本で働くことを考えている僕にとって、重要だなと思いました。
会社員をやりながら、自分の趣味の時間(アウトドア系)も充実できるというお話もあり、日本の会社は仕事が忙しく、プライベートの時間を確保できるイメージがなかったため、ワークライフバランスが保てると聞けて、少し安心しました。

「自分のできることを(外国ルーツの子ども・若者に)伝えていきたい」

次はマ ピョウ ティダ ソーさんについてです。
日本で起業をし、留学生や技能実習生のサポートする会社や貿易会社などを通して、ミャンマーと日本をつなぐ活動をされています。
今回参加してくれた子どもたちの中には、経営者になることを考えている子もいたので、外国籍で経営をしているピョウさんのお話は参考になったのではないでしょうか。ピョウさんは主に経営者目線のお話をしてくれました。
来日した頃は、日本での生活に大変な思いをされていたこともあったようですが、今は経営者として日本の20代、30代の若者に教えられる自分が誇らしいとおっしゃっていました。「帰化しなくても、日本人にならなくても自分の国籍で成し遂げられることを証明したい。」と話されていたことが印象的でした。

大雨の中でしたが、たくさんの人が来てくれました。

参加者からの将来展望について

参加者からは「農業の技術を日本で学び、自分の国で活かしたい。そのために今、漢字を頑張っている。」、「英語ができる自分の強みを活かして、専門学校への進学を考えている。」、「自分の会社を作って、母国に貢献したい。」など自分の言葉で夢を語ってくれました。
また、進学するうえで在留資格や奨学金について相談できる時間もありました。

お二人とも日本での経験が長いため、日本社会で生きていくヒントになるお話がたくさんあったと思います。そして将来、僕自身のキャリアで活かしていきたいと思いました。

登壇者のみなさま、ありがとうございました☻

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