ミニ四駆超速グランプリを終えて③
その③ ガチャガチャエレジー
バンガードソニック実装時、初めて課金をした。
同時実装は兄弟マシンのビクトリーマグナム
そして
誰もが欲した「3.5:1超速ギヤ」である。
この呼び方は非常に嫌いだったのだが
「人権パーツ」と呼ばれる、無いと困るパーツがついに出てきたのである。
手に入れられなかった人達は「難民」などと揶揄され、過ぎたガチャが再び訪れる時を今か今かと待ちわびることになった。
思えば、この頃から徐々に
「持つ者」と「持たざる者」との溝が出来始めたように思い返す。
私はVソニックのオマケで何個か入手した。
いや、ホント知らないうちになんかあった。
そしておよそ1ヶ月後
超速ギヤの傷の癒えぬ間に
ソフト&ハードブレーキ実装という阿鼻叫喚が再び超速ユーザーを襲うこととなったのであった。
こうして過去のガチャを振り返ってみると
この頃は必要度が
パーツ>>>ボディ
くらいボディ間格差が無かった。
新しく出てきたレイスティンガーでさえ「ブレーキ効果UP」という特性は
既存ボディのブーメランjrとかセイントドラゴンjrで代替えできていた。
レイスティンガーなんてソニックの敵
そう思っていた私は、頑なにブーメランで通していたのであった。
ゆくゆくは特殊なボディがセッティングの核を担うことを考えると
より「リアル」に近かったのはこの頃だったのかなーと思う。
付けるとタイヤのグリップが上がったりローラー抵抗が減ったり
なぜかソニックには付かねぇ制振400%だったり
いわゆるファンタジースキル
それら複雑で強烈な特性を載せた新しいボディとそれに則ったセッティングの更新
それはそれで良かったのだけれど
時折あいつを思い出す。
ただただ姿が変わっただけで中身は何も変わらない
無駄だ要らないと一笑に付された
カラーピックアップガチャを……。
つづく。