浅葉なつさんの「神様の御用人」のモデルとなった吉田神社を参拝
神社好きには、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
浅葉なつさんの小説【神様の御用人】(1~10巻のシリーズ累計200万部超え)
もともと全国の神社に参拝をしていて、前から気になっていたこの小説のメイン大主神社のモデルである吉田神社と個人的に好きな7巻の月読神社に行ってきました。
神様の御用人とは
主人公の良彦が黄金という狐の姿をした方位神とともに、さまざまな神様の御用を聞いて「御用人」として奔走するストーリーなのですが、出てくる神様たちの人間味溢れるキャラクターと、ホロッとするストーリーに僕の中で一押しのシリーズ物の小説です。
大主神社のモデルとなった吉田神社へ
京都市左京区にある神社で、869年に創建された由緒ある神社。
鳥居をくぐってしばらくすると雨がパラパラと、天気雨=狐の嫁入りに遭遇。 鳥居の紙垂(しで)が大きく激しく揺れていて、本殿で手を合わせている時にはとても心地よい風が吹いてくれ、神様から歓迎されているのを五感で感じました。
社務所には、孝太郎ではなく、めちゃ可愛い巫女さんがいらっしゃり、現実の方が遥かにいいじゃん 笑
思わず、神様の御用人についての世間話をしてしまいました。
本社の空気感も良かったのですが、それ以上に小高い山の上に鎮座している「斎場所 大元宮」が僕的には良かったです。それもそのはずで、御祭神は天照大御神と豊受比売神という伊勢神宮の2柱と全国の神、「天神地祇八百萬神」という宇宙の根源神が祀られています。
毎月1日は社殿の中への拝観ができるそうなので、スケジュールを合わせてまた行きたいと思っています。
小説でも出てくるお菓子の神様=田道間守命が祀られている「菓祖神社」や料理の神様が祀られている「山蔭神社」があり、有名な須佐之男命、大己貴命、小説で出てくる高龗神、大山祇神、大雷神、健御賀豆知命などそうそうたる神々が祀られていて、いつもの神社参拝とは一味違った気持ちでお参りさせていただきました。
吉田神社に参拝中にこの木陰から黄金がちょっこりと現れないかなーとか、大国主命が話しかけてこないかなとか妄想を抱きつつ…。とてもいい時間が過ごせました。
月読神社 <御祭神:月読命>
京都市西京区にある神社で、京都の最古の神社と言われている松尾大社から徒歩圏内にあります。
7巻の表紙にも描かれている同じ構図で写真撮影もして、気分は御用人。
ここに大国主命や一言主大神、少彦名命、須勢理毘売らが集まっていたんだシーンがあったなとか思いつつ。意外とこじんまりとした小さな神社ですが、とても趣が漂ういい雰囲気がありました。
神様の御用人シリーズ おすすめセレクション
▼7巻
兄・月読命と弟須佐之男命の素敵な関係と、まさかのエピソードに涙が止まらなかったです。
この作品を読んで今回、月読神社への参拝を決めました。
▼1巻
大年神の話は泣けます! 毎年年末にこのエピソードは繰り返し読むくらい好きな話です。
▼10巻
これで完結してしまうのが残念過ぎるけど、黄金と良彦の絆と良彦が選んだ未来。素敵だな。
▼9巻
アラハバキの神という僕の中では不思議な神様であったんですが、この小説で坂上田村麻呂とのことが深く知れて、そんな過去があったのかと…。
▼僕はまだ購入してませんが、10巻のドラマCDが付いた特別バージョンがあるみたいです。
どんな声の感じなのかとても気になる。
▼1~10巻を一気読みしたいという方はコンプリートセットがあるみたいです。
最後に
この小説を読んで、神様に親近感を感じ、より身近になったことは言うまでもありません 笑
小説に出てきた神様が御祭神だったり、舞台となった神社に参拝する時は、どことなく心の距離が近すぎるような感じになっています。
神様と友達になりたい方、ご一読をおすすめします!笑