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DIALOGUE+3 advance -TREASURE mode-感想
おはよう。こんにちは。こんばんは。crossです。
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします(遅い)。
前置きは無しで。
DIALOGUE+3 advance -TREASURE mode- へ行った感想を早速。
一言で今回のライブの感想を言うと
「DIALOGUE+のライブの中で1番好きなライブだった」
自分の中でどうしてかを考えた時にパフォーマンスが良いが自分の中で上位にいる。
タイマンくらいからワンマンライブはブログを書き続けてきたが1229はどうしても書く気になれず、初めて書いていない。
その一番の理由もパフォーマンスである。
(注)1229のネガティブなこと書きます
2024年LiEという4.5年積み上げた集大成的ライブから始まり、学概論で総合力が上がり、チャンジャで歌が上がった1年だと思ってる。
1229は総合力と歌が上がったDIALOGUE+がD+3の曲をどう魅せてくれるかに期待して行ったが、その期待を悪い意味で裏切られた。
まず、個人的に1曲目の「かすか」がもっとやれるはずというところからスタートし、その後も「チャンジャの時の方が数段歌良かった気がするな……」という思考に囚われ、途中のトラブルもあり過去1番楽しめなかったライブだった。
とはいえ悪いところばかりではなく予想外のことが起きても対応出来るチームとしての総合力や新曲鍛錬を経てパワーアップしたダンスなど良かった麺はもちろんある。それ以上に今自分が歌に重きを置いているということを把握したライブでもあった。
※この先セトリのネタバレを含みます。
<セットリスト>
M.01 僕らが愚かだなんて誰が言った
M.02 わたしたちのラプソディー
M.03 にゃんぼりーdeモッフィー!!
M.04 everything!
M.05 やばきゅん シューベルト
M.06 ユートピア学概論
M.07 うしみつあっパレイド
M.08 たびのとちゅ
M.09 dialogue+kawaii
M.10 誰かじゃないから
MC
M.11 イージー?ハード?しかして進めっ!
M.12 MAHOROBA-Deli
M.13 1000万回ハグなんだ
セッション
M.14 TREASURE!
M.15 凍てついて秒速
M.16 これは訓練ではない
M.17 ガガピーガガ
M.18 大冒険をよろしく
MC
M.19 流星群の向こうで
M.20 FU-TSU-TSU-KA I love you
M.21 D+ has come
MC
EN.01 ダイアローグ+インビテーション!
今回は序中盤の歌がほとんど崩れ無かったから成立したライブだと思っている。1ブロック目の時点で今日は歌がいい日だと。
チャンジャでは全体の歌が底上げされたように感じたが、今回は個々のレベルが上がったように思う。特に今回のライブで目を(耳を?)惹かれたのは守屋さんと村上さん。
守屋さんは跳ねるようなリズムの歌い方や跳躍する部分。特に跳躍の部分は音をちゃんと当てにいってるように思えて、自信に満ちた風格を感じた。「てっぺんだ!」とか最高。
「頑張った」結果としての今回だと思うと年末の彼女の言葉に嘘偽りがなく、本当に説得力のある人だなと。こういうところが僕が応援している一番の理由だなと。
村上さんは2段飛びしたのかってくらいに良くて。技術的な面ももちろん良かったのだが、表現の部分は今彼女が1番上手いのでは無いかと感じるくらい良かった。特に「kawaii」の「本当にありがとう」は本当に良かった。元々村上さんの言葉ではあるんだけど彼女が歌ってそこに気持ちが乗って初めて本物になるというか。言葉で表現するのは難しいね。
あと「ユートピア」のときの踊りは誰よりも振り切ってはっちゃけていて、「あ、ユートピアの踊りの正解はこれか!」となるくらい楽しい!が溢れていた。「everything」などのメンバーと顔を合わせる部分はいつも変わった顔をしているのも最高。正面からは見えないんだけどね。
座席は50番とかなり角度の付いている場所から見たが横向いた時の表情やフォーメーションダンスの移動でどれだけ細い間を通っているかが良くわかり、D+どこから見ても楽しいなになっていた。
ダンスに関しても間奏の一体感は「フォーメーションダンスが凄い声優アーティスト」と自信をもっていっていい部分だと感じている。2024年を通して間奏の一体感が磨かれたと思っていて。歌がなくなる間奏では観客はバンドの音とダンスに集中することになり、多くの人はダンスに意識を持っていかれることになると考えている。
その間奏のダンスの完成度が上がるということはライブ全体のダンスの印象が良くなり総合的にダンスが良かったになるのではないかと思う。ダンスに関しては音以上に全然わからないのでより感覚的な話になってしまうが。
活動初期~中期は一生懸命頑張る!が強みだったと思うので速い!元気!な曲がDIALOGUE+らしい曲であり強みであると感じていた。
最近は踊れるようにも歌えるようにもなってきたことでミドルテンポの方が本当は強いのでは?と思うこともしばしばある。
「たびのとちゅ」~「誰かじゃないから」のミドルテンポ3連続は博打だったのではないかと。ミドルテンポをセトリ中盤に置かれた時、個人的には1,2曲では集中切れないが、3曲以上になると集中が切れてしまうことがままある。集中が切れてしまうとそれ以降にどんないいライブをされてもテンションが戻ってこない。
今回のハイライトの1つはこの3曲で魅せられたことだと思う。ダンスに関しても柔らかい動きが良くなったと単純に歌の力が上がってとてもいい空気が作れていたと思う。僕も聞き入って、見入っていた。
良く田淵さんが「間が持つ」という言葉を使う。2023年終わりあたりから「間が持つ」は感じていたが、今回は一層それを感じた。
まず、暗転中に客席から話し声が聞こえない。1ブロック目の後はぼそぼそと話し声が聞こえたが、それはライブに対しての驚きや会場の熱さによるものだと思う。これにかんしてはお客さんが育ってきたというのもあるが、彼女たちの力が上がった確かな指標になると思っている。ステージ上に飲み物が置いてあって、1分程度休憩しているのまで様になる声優アーティストはそういないだろう。今回はアンコール以外では全員がステージからはける場面はなかったのではないだろうか。これも集中を切らさない工夫の1つだなと。
また、今回は特殊な繋ぎが少なかったように思う。少なかったというよりほとんどなかったのでは?と思う。終盤は記憶が曖昧だが…。
曲の終わり通常のポジションで終わることが多かったのではないか。同期始まりやバンド始まりが多く、それも一拍置いて始まるものが多かったのではないか。
いつものD+は明らかに特殊なカウントを入れないと繋げられないみたいな部分が数か所あったり、曲終わりで次の曲のポジションに移動したり。そうすることで間を持たせてきたと思うが、今回はそうしなくても間が持った。よくツアー初日に感じるライブ全体のテンポの悪さはこの間が持っていなかったからだったのかなともぼんやり考えている。
暗転中の'''間''だけじゃなく曲間の''間''が持つようになったと1観客として感じた。
セットリストに関して。
1229に比べMV再生回数の多い曲をやらず、D+2,3に偏った不思議な曲目だった。(MV再生回数上位5つのうちやったのは「僕愚」だけ)
メモリアルなライブでは無いのでD+3を使って純粋にやりたいライブを作った時、攻撃力の高いD+2と相性が良かったのか。作った本人しかわからんね。
聴かせるパートが半分より前にあったり、最終ブロックと思ったブロックの後にもう1つブロックがあったりと今までのD+ではあまり見たことのない構成だったと思う。2ブロック目までで上げ切って、3ブロック目で聴かせて、4ブロック目で最後の盛り上がりに繋げ、5ブロック目で終わりのような雰囲気を出し、6ブロック目で止め。ゾの「20th BEST MACHINE」の構成に割と近いのかな~とか。
全体的に攻撃力高めで楽しむという点ではかなり好みなセトリだった。
メッセージ性がそこまであるセトリだとは思っていないが「1000ハグ」→「トレジャー」は自分でもびっくりするくらい泣いていた。
どんな時も忘れないでいたいな
この今が宝物だってこと
一生なんて期限付き 永遠なんて無責任なんだよ
だからこんな日々が 続くように工夫しよう!
・・・
不確かな未来へと せーので走っていこう
・・・
愛しいこんな日々が ずっと続きますように
何だってできそうだって僕ら 自由だ!
迷えるなんて素敵なことだよ
選択肢の連続
わいわい増えてく結び目が枝伸ばすように
めぐり会いと出会い 再会の誓い
そのすべてが宝もの (すべてが宝もの)
時間を追い抜いて明日へ
進め進め進め進め進め
愛しいこんな日々が宝物だけど変わらないものはなくて、迷い選択しながら今も追い抜く速度で明日(先)へ。
都合よすぎる解釈かもしれないけど、3月で大きく体制が変わっても大切なものを変えないために変わっていく現在のD+過ぎて涙が止まらなかった。
ここからは完全に好みの話。
(声優にしては多いが)ライブ回数がバンドより少ないため、一回のライブでやりたいこと、やらないといけないことが多く、最近のライブは詰め込み過ぎだと思う。本編21曲は嬉しいのだが、18,9曲くらいでも存分楽しめる。
今回のライブでは「ガガピー」「大冒険」を抜いて5ブロックに「流星群」「ふつつか」をくっつける。「Dhc」までくっつけられればベストだがここはあってもなくてもいい。
6ブロック目前にあったMCを4ブロック目前に吸収して埼玉感(大宮感)をもっと出した方が良かったと思う。「誰か」→大宮MC→「イジハ」って友崎くん繋ぎ熱くない??別にそれ知らなくてもこの位置で丸いと思う。
ライブの流れだけで言ったら正直6ブロック目前のMCは蛇足で2分暗転の方が良かったとさえ思う。
もう一度言うがこれは好みの話で、今回のセトリを否定しているわけではなくこうだたら100点のライブが個人的に120点になってたなという話。
D+を追って4年間、ライブに行き始めて3年半。何を置いても優先してD+のライブに通ってよかった。D+を信じて良かった。
そう強く思うライブだった。
4月からは形が変わってしまうが、どんな形でもTeam D+全員が同じ方向を向いているのであれば何の問題もないのだろう。
最終目的地に向けて迷い寄り道しながら、幸せで素敵すぎる世界を作って行って欲しい。
おまけ
守屋さん、村上さん以外の良かったところ。
〇内山さん
ダンスは力強いのに表情は仏のようで、歌えば独特の幸福感があって。そのギャップに今回目を惹かれた。これが最初から最後まで崩れないのが強みだなと。
〇稗田さん
ミドルテンポの核になっているのは間違いなく稗田さん。彼女が周りを引き上げているのではないかと感じる。また、アッセンブルやRoomで何か掴んだのかカッコいい歌の時の歌い方がロックンロール過ぎて惚れる。
〇緒方さん
8人全員ダンス上手くなってきたがやはり、D+のなかでダンスといえば緒方さんと改めて思った。柔も剛もどちらも兼ね備えていてどの曲でも頭一つぬけてるなと。ファルセットも綺麗で歌の成長も止まらない。
〇鷹村さん
「うしみつ」の「手を叩こうぜ~」の部分を筆頭にイケやかな部分が多かった。多分憑依型なのでその時の感情や状態、セトリの位置で毎回表現が変わるのは面白い。
〇宮原さん
いつからか張るときの声に不安定さがなくなってパンっと張る声がスッと体の中に入ってくる。ギアが入った時の真剣な表情も柔らかい表情も笑顔もどれも素敵。
〇飯塚さん
1229を経て飯塚さんが最初から最後まで崩れないということは想像していたよりも重要なことだったんだなと。「にゃんぼりー」の「cauntion!」の部分可愛すぎたのに「訓練」かっこよすぎるし。ころころ変わる表情や声が普段もライブも魅力の一つだなと。何回でも6月に戻っちゃうのとか笑
もっといいところはあったはずだけど細かい部分は抜けちゃうからもったいない……。