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円安が止まらない

対ドルでの円安が止まりません。
原因としてはコロナ後の景気回復に伴って物価上昇(インフレ)が過度に起きました。これに伴い、FRB(米国の中央銀行にあたる)が金利を上昇させたことによるものです。今日で147円/米ドルまで行きました。
対応策はあるのか素人目線で考えてみた。

そもそも金利と為替相場の関係とは?

中央銀行が金利を上げると市中銀行は中央銀行にお金を預けると金利がかかるため、中央銀行にお金を預けようとします。これにより世に出回る通貨量が減り、通貨の価値が上がります。
現状、米国の中央銀行が金利引き上げで米ドルの通貨の価値が上がります。これにより、日本円と米ドルで釣り合いが変化し、円安(米ドル高)となります。

①日銀が金利を上昇させる

日銀が黒田総裁である以上は実現しないでしょう。
当面金利を引き上げないと発表しています。
なぜなら、低金利政策でインフレを起こし、賃金アップができると目論んでいるためです。現状では景気停滞のままインフレは起きており、スタグフレーションのような状況に陥っていますが・・・。

②為替介入

先日、日本が為替介入を実施しましたが、一時的に効果はありました。
しかし、時間が経てば円安へシフトしてしまいます。
また、米国との為替介入の方法もありますが、米国は円安を容認しているため、直近ではないでしょう。
この円安の容認は輸出で利益を出していた日本の国力も落ちているのかなと言わざる負えないかもしれません。

➂投資したい国を目指す

欧米や新興国ではなく、日本に投資したいという気にさせる政策を実現することが大事かと思われる。
長期的な目線での経済戦略や未来の投資として子供への教育政策の拡充、新規革新を起こすための研究への投資拡大等。

最後に

円安により物価上昇が起き、日本はピンチと言われる。しかし、ピンチはチャンスでこの物価上昇をどのように対応するかが大事であり、投資家からも日本の対応が見られているのだと思われる。
個人的には円安の対策は金利を上げれば済む話だと思うが、海外からの投資を考えると決して悪いだけの円安ではない。
これからの日本がさらに落ちぶれるか、成長するかの転換点が今かもしれない。

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