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関西人を激怒させた絵本

女性「この絵本は結局、何がいいたいの!!??」

私「いやそれが無いのがいいところでは??」
(私も最初、女性のように読後にそう感じた。
だから適当に、そこがいいところでは、、なんて
答えてしまったのだと思う)

女性「よくない!!なんだか
よく分からない終わり方する
お話、最近、本当に多い!!!」

と、ものすごい剣幕で
怒られてしまった。

友人夫妻の餃子パーティに
呼ばれた時のお話。
その夫妻の友人に
お子さんがいるお母さん
(上記の女性、関西の方)がいました。

そこで「ねこのセーター」という
絵本の話題になったのです。

絵本のあらすじ
というか描写は

ねこは寒がりなのに
穴の空いたセーターを着ている。
どんぐりに帽子をかぶせる
仕事をしている。でも
3つかぶせると飽きちゃう。
夕飯の時間はせっかちになり
歩きながら缶詰を
食べて行儀が悪い。
セーターは脱ぎ捨てたまま
寝ちゃう。だらしない。
でも早起きではある。
とねこの性格というか
1日を描いてる絵本なのです。

こうして書いてみると
猫は小さな子供そのもののように
見えるのですが
お母さんからしたら、
子どもに教えたくないことが
つらつらと描いてあるように
見え、しかも最後にオチらしい
オチもなく終わる。
(一応あるのですが)
そのことに我慢が
出来なかったんじゃないかなと
思いました。

母として、
オチが大事な関西人として、
この絵本の内容に
激怒したのかもしれません。

私は絵本のことで
激怒した人を観たのは
多分、これが最初で最後です。

そういえば関西の職場で
みんなでお昼をとっていた時。
話終えると
「で??(オチは?)」と
言われることが度々ありました.
そうか関西は話に
オチがいるんだ…
とカルチャーショックだった事を
覚えています。

「ねこのセーター」はおそらく
この猫ちゃんってば
本当にだめねークスクス
まるで誰かさんみたいねーっと
猫ちゃんのダメさ加減を、
子どもと重ねて
笑う絵本なんじゃないかと、
改めて読んで思いました。

それとは別にお母さんと
関西の人が何を
大事にしているのかも
知ったように思います。
(ちょっと主語が
大きすぎるかもですが、、、)

当時は、自分でもその良さを
言葉にできなかったのですが、
ナンセンス系の絵本と
お母さんとの距離感を
感じた出来事でした。

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ともみ(mens)
まだサポートを受けるところまで気が回っていないのですが...作っているカルタの印刷費にまずは回して形にしようと思います。作っているものを自費で作って営業がかけられるようにしようと思います