アドレナリン 百合 蓮の花 ドーパミン
先ごろ告示された都知事選の立候補者が56人とか。各々動機も意図も様々のようですが、暑い夏の選挙活動を乗り切るだけのエネルギーたるや、相当のアドレナリンだの、ドーパミンだのが出ているのかなぁ…そんなことを思いました。
私に限っての話、と前置きしますが「自分は特別」「誰かの役に立っていると思いたい」そんな動機だけで動いていたらしいのです。
なるほど、そう言われてみればそうかもしれない。そうなると途端に動けなくなり、最低限の家事以外はダラダラするしかなくなってしまいました。
以前の私は、例えば天気のいい日は朝イチで洗濯したい、お出かけもしたい!と興奮気味に家族の尻を叩きました。アドレナリンか何かの物質が出ていたのかもしれません。
では雨の日はがっかりかといえばそうでもなく、何もしなくていいのでむしろホッとしたものです。後者の方が私の本音だったのですね。
今や、洗濯は溜めるだけ溜めて、必要があれば雨だろうが夜だろうが洗って室内に干す。お出かけ?うーん、めんどくさいけど、たまには出るかー。
もはや毎日が雨の日、みたいな生活を5年くらい続けています。
もっとも3年前の夏に、家を買って引っ越しするという大仕事はしました。前のところに住み続ける理由が無くなり、嫌になったからです。
新居での生活を思い描いてドーパミンを出したり、引っ越し作業はアドレナリン系で乗り切ったのかもしれません。今はなぜあんな面倒なことができたのか想像もできません。ちなみに私は人生でトータル20回は引っ越ししています。
アドレナリンでパフォーマンスを上げるのはもちろん悪くないですが、私は”幸せホルモン”のセロトニンが極端に少なかったらしく、セロトニンを増やすワークを行いました。
100円均一で売っているカラフルな粘土やプチプチ素材の入ったスライムなどの手触りを楽しみながら、セラピストの娘さんと一緒に遊んだり。
私の母はスキンシップがあまり得意ではなかったのかもしれません。お母さんが私と一緒に遊んでくれる感覚をセラピーで疑似体験しました。
一方、夫に足りないのは”安心ホルモン”のオキシトシン系。幼少期、いつも母親に見張られているような、いつ父親が狂ったように怒り出すか分からないと思っていました。
そんな状態を生きるために彼が絞り出した脳内物質の話は前回書きましたが、”報酬系幸せホルモン”と言われるドーパミンの類だったのでしょうか?
くだんのモンスター社員の女性については、「指導の成果が見られない限り、速やかに職場を立ち去ってもらいたい」というのが今の夫の認識ですが、セラピストの見立ては違います。「ムッシュは潜在的には、いまだ彼女を必要としている。」と言います。
本人も、「家にいても彼女に見張られているような気がする(父親に睨まれているときのように)」というのですから…!
これまで夫自身が親子関係を見直すことで、依存関係について学んできたはずなのですが、細胞レベルでの変化はまだまだ…いうことで、この先どうなるやら。