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エポック

遠くで花火が鳴っている。

家がひしめき合う俺の103号室からは見えない、それでいいと思っている。

綺麗なものを見るのが怖い。
対比で俺の醜さが浮き彫りになるのが怖い。

鳴っている、響いている。
北国ではまだまだ台風は怖くない。

会いたい人ができた!何年振りだ?
まだ依存か執着か、承認欲求なのか
はたまた愛情か
感情の整理がつかない、けど
その人はまっすぐだ。
まっすぐに感情を言葉に出す。

まぶしい、まばゆい

勘違いしそうになる!ひとりぼっちが長かったから
朝なんて来なくていいと思ってたから

ひとりぼっちの部屋でギターを弾いてるくらいでちょうど良かった、ぼっちざろっく、って俺のことだから‼️

精神の安定を感じる、我ながらチョロい
そういえばまだ24歳だったな、かわいげが俺にもあってよかったと思う

ようやっとずーーーーーーーっとさみしかったことに気づいた、虚勢で生きていたねえ

部屋が綺麗になった、ごはんは食べられないけど
明日も生きていていいのかあと思えるようになった

僥倖だ、革命だ
生活が回り始めた

9月になる、なにもかも身もふたもない話しになる、あなたはなかったことにするんですか?

花火が終わった、そろそろ準備するかあ

いまから会いに行くからね、あかるいところで待ってて

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