パラレルワールドでもポラリス
ぐらつく日常で眠たい目をこすってどうにかやり過ごしている、そんな毎日
現状は変わらないし変えられないし、オートフィルみたいな毎日
どれだけ生き急いだって 夜は明けないし
どれだけ悔んだとして 今は今でしかないし
どれだけあなたのことを考えていても、あなたが今見ている景色の一部には紛れ込めない いま僕たちは違う世界を生きている
互いの存在を認知して、ただ平行線を生きている
もう交差はしない?それが正しい?
一度だけ交差した夜があった、忘れたくない
あなたが俺の頬に触れて つまんで 引っ張って
伏せた目でなにかを考えていて
なに?かわいいね???とか思っているだけの俺じゃ、やっぱりあなたには触れられなかった
でもふと目が合ったあなたの瞳孔に入った光に
笑って弧を描くラメ混じりのまなじりにきらめく光に
迷い込んでしまった、誘蛾灯だ
あの日から引き込まれて動けなくて触れようとしたら羽が焼けて
それでもあの日からいつだってそこを目指して、もがくしかないんだよ
走光性とその光への依存 明るくて眩しいあなたが大好きだよ
どうやったって線が交わらないとしても、俺が膝蹴りいれて交わらせるから、またいつかぶつかったときは
そのときは俺の手を握ってください