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安田記念2024の雑回顧

1.結果と予想と購入馬券

まずは結果の方から

今これ

次に予想印

そして購入馬券

印9点で狙いの2軸三連単、抑えの1軸三連複でちょうど7000円になるからこの買い方結構好き。

2.安田記念というレース

予想印とその理由を書く前に先に安田記念がどういうレースかについて書いていく。

安田記念というレースは中盤がスローになるか、流れるか、で大きく勝利馬の着順が変わってくるレースである。

そのため、それぞれをパターンA(中盤スロー)とパターンB(中盤流れる)に分けて考察する。

(1)パターンAの場合

23年安田記念 1着ソングライン
22年安田記念 1着ソングライン

ソングライン連覇年になった直近2年の安田記念では中盤800m~1000m地点までを緩やかに走り、1000mから1200m地点にかけてグッと加速する瞬発力を問われるレースになっていることがラップから読み取れる(ソングライン強すぎ…)。

(2)パターンBの場合

21年安田記念 1着ダノンキングリー
18年安田記念 1着モズアスコット

パターンAと見比べると一目瞭然だがこれらの安田記念では中盤800m~1000m地点が緩まず、残りを持続力で走り抜ける力を必要とさせるようなレースラップになっている。

記憶に新しい世界最強馬イクイノックスはこのパターンの両方を走れる完全無欠の馬だったが、基本的に馬の特性はどちらかに振り切られていると考えた方が良い。天才は例外なので✋

というわけで安田記念は上記のA.Bどちらのパターンになりうるかを考えた上で馬券を組み立てた方がいいよというお話でした。

3.予想印とその理由について

先に書いておくと今回はパターンA(中盤スロー)になると思って予想しました。
理由は日曜日のメインまでの芝レースの結果から。

東京5R 2歳新馬戦芝 1600m
東京7R 3歳以上1勝クラス 芝2000m

※2歳戦はレベル感がどうしてもG1には劣るため鵜呑みに出来るほど参考になる訳では無いが、このレースはミリオンローズ、エンプロイダリー、クライスレリアーナのレースだったため多少はレベル感高めに見ても許されそう。

と、こんな感じで中盤ゆるゆるなレースが見受けられ、そもそも馬場状態も稍重なので概ね中盤スローになるだろうという見込みが立った。(若干の前残りも発生していたのでその辺も多少頭の隅には置きつつ)

てなわけでここからはパターンAを前提にした印とその理由を記載していく。

本命◎4.ジオグリフ

中盤スロー想定で高い欧州瞬発力性能を活かした競馬が出来る馬の中で破格のオッズ妙味を誇っていました。
この馬が勝利した22年皐月賞がまさにパターンAのラップに該当しており、その後は同じラップに恵まれるようなレースに一切出馬していませんでした(謎にダート路線行ったり迷走してたから)。

残り2ハロン地点からの瞬発力勝負になった22年皐月賞

その上、血統からスタミナ面が乏しい部分がありどうしても2000以上の大きなレースで結果を残すことが難しい馬でした。
久しぶりに芝のレースに戻り元々適正面も高かった中山でのレース、中山記念芝1800mですら3着。
1800すらこの馬にとっては長いのか疑惑がある中で、瞬発力勝負では分が悪いことで有名な大阪杯を5着に健闘しています。
"ともすればマイルに距離短縮した上で中盤がスローになるようなレースに出てくれば絶好の買い時になるのでは…?"
今がその時だ!!!!!

加えて道悪に強いストームキャット直系のドレフォン産駒なので雨で評価は爆上がり、牝系のノーザンテーストの血は古馬になってからでも成長を促す要素になるため上積みも見込めます。

今日と同じ東京芝1600m稍重だった23年NHKマイルカップの上位馬3頭はすべてストームキャット持ち

対抗〇15.ヴォイッジバブル

ぶっちゃけロマンチックウォリアーと迷ったけど、香港馬に関してはJRAの馬たちに比べてどうしてもデータが少ないため所感で考えるしかなく、日本の馬場なら同じ香港馬でもこっちの方がパフォーマンス上げてくるのでは?という期待とオッズ妙味を鑑みてこちらを対抗に。
(結局調子悪そうだったので残念)

▲7.ロマンチックウォリアー

上記とほぼ評価変わらないので割愛。
めちゃくちゃ強かったネ…

△2.ガイアフォース

パターンわけで言うところのBに該当する馬ではあるが、内枠を引けたことで前に粘りこみ3着まではありそうだなということでパターンBの中で唯一馬券に残した馬。こっちもちゃんと強かったけど勝ち馬は最強だったためノーカン。次も頑張れ!

△6.ドーブネ

前に行く馬でストームキャットを持ってたから残した。以上

△10.ソウルラッシュ

道悪適正◎◎◎くらいの馬である上にジオグリフと同じくパターンAが向いている馬。オッズ妙味が薄く、対抗には挙げられなかったため相手まで。

△11.ウインカーネリアン

道悪適正があることは前走の高松宮記念で示していたため万が一の前残りを考慮して残した。
パターンでいうとBの方が向いている気はするが一応Aでも若干走れる要素があった。

△17.セリフォス

ジオグリフ、ソウルラッシュ同様、パターンAになるなら抑えておくべき馬。
但しジオグリフ、ソウルラッシュと比較すると道悪適正が劣ってくる上に、成長力が枯れてくる要素が血統面にあるため昨年以上のパフォーマンスを求めるのは難しかった。今年で引退するんじゃないかなと思ってる。

以上、予想印とその理由でした。

4.レース結果とその回顧

結果がこちら

ジオグリフ6着😭

そして今回のラップがこちら

想定通り中盤スローのパターンAでした。

ウンネリが行くかと思っていたがレースを引っ張る形になったのはドーブネ(まあ、想定内ではあった)。
スローペースで進み、本命ジオグリフは前目で先行する良い競馬をしてくれました。
4角から直線に向いた時はマジであるんじゃないかと心躍らせていたのも束の間。
最強がバシバシ鞭打って日本馬をまとめて掃除して行きました。誰が勝てるねん…
外目から具合よく上がってきたナミュールとソウルラッシュが2着争いをし、結局馬券は固い結果に。
ジオグリフが勝つにはあまりにも大きな壁がありましたね。
上位5頭はそのまま5番人気までの馬だったので頑張った方でしょう。ここが本丸だったのは変わらないからもう買えるとこないけど…

5.今回の反省点

ナミュールを消したこと。
これに尽きる。

ナミュールを消した理由については以下を参考に。

上の記事では良馬場を前提としていたために記載しなかったが、
"鞍上がアメリカンスタイルでも馬場が渋っていれば馬が勝手に好走するパターン"があります。
そのパターンに合致してたわかりやすいレースが今日の安田記念前にありました。
それがこれ👇🏻

東京7R 1着フォーザボーイズ

フォーザボーイズは父エピファネイアに母父ハービンジャーとゴリゴリの欧州馬でナミュール買わない学理論では武豊とは手が合わないはずの馬でした。
が、馬の素質の高さと渋った馬場が手助けになりそのまま勝ちきってしまった。
同じことが安田記念のナミュールでも起こってしまいました。
このことについては7Rが終わった時点で気づくべき内容だったなと安田記念が終わってから反省。

まあ、帯狙いで馬券組みたてたし、結局オッズ妙味でナミュール切った部分もあるのでそこまで深く反省はしてないけど。

来週のレースでも帯狙ってレース予想出来たらいいな。


終わり

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