腰痛・背部痛 P537
A 定義・概念
・腰痛・背部痛とは体幹後面の痛みをさす
・腰部:第12肋骨から殿溝(殿部と大腿後面の境界線)または腸骨稜の間をいう
・背部:第12肋骨よりも上(頭側)をさすことが多い
B 原因疾患
1 内蔵の疾患
・消化性潰瘍が穿通(膵臓・肝臓などの隣接臓器に癒着した状態で穿孔すること)すると持続性の強い背部痛をきたす
・膵炎:通常,上腹部痛をきたすが,背部に放散痛が出やすい
・胆道疾患:右季肋部痛に加えて右肩甲骨下角付近の背部痛や右肩痛の訴えが多い
・結石が尿管を閉塞:急性水腎症による腎被膜の伸展によって患側の背部痛をきたす
・卵巣囊腫茎捻転などの女性内性器疾患でも腰痛の訴えが多い
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