【聴聞日記75日目】重い処分を視野に入れ始める

内部の調査を進めていくうちに、事情を知っていそうな怪しい人物が特定できてきた。ログを調査してやり取りをしているメンバーもわかってきた。
わかってきたことは以下
・役員と会計士とコンサルがグルになって申請をしていたっぽい
・具体的には、退職した保育士を配置として申請し続けていたっぽい
・その分、余分な加算をもらっていることになる

現場の記録や出勤簿はもちろん、実際の通りに偽装したりしていないので、もしも区役所に申請していた書類が違っていれば今回の調査で全て明るみになる。

インターネットで放課後等デイサービスの指定取消の検索をすると、同じような案件で指定取り消しになっている事案がたくさん出てきた。指定取り消しになる可能性を考えないとならないと震える。心臓が止まりそうになる。

しかし一体なぜそんなことをしていたのか?
彼らに何のメリットがあったのか?
もし本当にそうだったとして、現場の書類を整合性持たせるように改竄しなかったのはなぜなのか?
わからない。

しかし、重い処分が出ることを視野に入れて考えないといけない。
直子さんは震えている。
子どもの居場所がなくなったらどうしよう。子どもを、保護者を、職員を守らねば。
今後の流れがどうなるかもわからない。
処分が出るまでの時間軸もわからない。
何から何をどうしたら良いのだろうか。

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