今日はちょっと社会派

従軍慰安婦問題と吉田調書問題で、
朝日新聞は大変なことになっているが、
30年ほど前までは、
朝日新聞の信頼され方というのは半端なものではなかった。

まず、大学入試とかの問題文に、
「天声人語」が引用されることが多く、
そして受験生は一般教養の知識として、
新聞を読みましょうと言われていたので、
当時高校生だった僕にとっては、
三段論法的に「新聞=朝日新聞」
というイメージが強かった。

吉田調書に関する誤報の原因として、
「記者の思い込み」というような言葉が使われていたが、
当時の「天声人語」にも、
書き手の強い思い込みがうかがえる文章が時々あった。

高校生の僕は、
「マスメディアによる世論誘導」のようなことに、
今以上に敏感で、憤りを感じたりしていたので、
それ以降朝日新聞は読んでいないし、
NHKの受信料を払ったことも一回もない。
NHKで2年ほど契約ディレクターをやっていたが、
その間さえ受信料は払っていなかった。
ちなみに思想信条と日々の糧を得る仕事は別のものである。

だから自分は実際の記事には触れておらず、
テレビで見て、風の噂でしか知らないレベルなのだが、
朝日新聞に天誅が下ったと聞いて快哉なのである。
ついでに言えばNHKも、顔を見ただけで品性下劣な、
あいつが会長になった時点で終わったと言ってもいい。

今回従軍慰安婦の強制連行報道について、
そもそものきっかけとなった吉田清治という人物が、
スパイとかテロリストの類の人ではないか、
という記事をネットで見かけたのだが、
もしそうだとしたら、慰安婦の強制連行を巡って、
日本が受けた国際的な非難や損害は、
テロ攻撃でダメージを受けたということであり、
単純に情報戦で負けたというだけのことなのだが、
その日本の負けに積極的に加担したのが、
朝日新聞だったということになる。

そもそも僕は徴兵制度自体が強制連行だと思っているので、
第二次世界大戦において、主に若い男性が、
戦地に強制連行されて、何百万という命が失われた、
ということだけは揺るぎない事実だから、
数千人か数万人か知らないけど、
戦地に連れ出された慰安婦の女性が、
自分の意に反した性奴隷だったかどうかなんてことは、
その何十倍の命が意に反して奪われたことと比べたら、
そんなに騒ぐほどのことじゃないんじゃないか、
そういうのが「戦争」なんじゃないのか、と思っていた。

ましてやそれが虚偽だったなんて・・・・
そんなことで大騒ぎする朝日もバカだけど、
バカはバカなりの制裁を受ける、ということではないかと思う。

原爆を落としたことのほうが、よっぽど酷い犯罪じゃないか。

僕はそれよりも、朝日を窮地に追いやった、
二つの誤報事件に関与している人物が、
どちらも「吉田」という名前だったことの方が気になる。
これは単なる偶然の一致なのだろうか?

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