長谷川町子の「ヒロポン」

最近でも、覚醒剤の話題はスキャンダラスなニュースになるが、
戦時中、覚醒剤は、
軍需工場の生産性をアップさせるためや、
戦場で兵士の士気を高めるために、
「軍」によって、つまり「国」によって、
大量に生産されていた。

戦後、その覚醒剤が大量に余り、
それが市場に出回った。
昭和25年までは薬局で
普通に買えていたという。

長谷川町子が昭和24年に連載していた、
「似たもの一家」というマンガには、
その様子が描かれている。

ちなみにヒロポンというのは、
メタンフェタミンのことで、
深刻な副作用をともなう、強力な覚醒剤で、
日本人が製法を発明している。

預かった子供が間違って
覚醒剤を飲んでしまったとしたら、
今ではとんでもない問題ですね。
しかしかつては、
ユンケルやリポビタンDのような、
身近な強壮剤だったんですね。

なのであまり大騒ぎせず、
田代まさしさんやアスカさんのことをあたたかい目で見守りたいと思う。

ちなみに「似たもの一家」というのは、
作家の伊佐坂先生の一家のマンガなのだが、
この伊佐坂一家は、テレビアニメの、
「サザエさん」にも出てくる。

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