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RttRで解説を務めた話

どうも、RTA走者の緑蛙と申します。
今回の記事はRTAイベントについてです。

いつもは走者としてRTAイベントに参加するのがほとんどなんですが、7/6に開催されたRoad to the Recordでは解説としてRTAイベントに参加しました。私は解説で参加したことは初めてだったので、今回はそれを記事にしてみました。

Road to the Record

Road to the Record(以下RttRという)は、決められた時間内での記録達成を目指していくのがこのイベントの目的となっています。

なので、決められた時間内であれば何回でも再走することができたり、また制限時間をかなり取ることができるため、通常のRTAイベントとは異なるルールで走る特殊なRTAイベントとなっています。

前回はRTA EXPERIENCEでよく使われている「Redbull Gaming Sphere Tokyo」で開催されていましたが、今回は秋葉原のソフマップAKIBA パソコン・デジタル館にある「eSports Studio AKIBA」で7月6日に開催されました。

今回のRttRに当選した走者は、ほとんどが名だたる走者達であり、その走者の代名詞といえるゲームで己の記録を越えるために制限時間いっぱいまで挑戦し続けていました。

落選からの解説依頼

ここから本題に入ります。
上のツイートから分かる通り、緑蛙はRttRの走者として当選することはありませんでした。ちなみにこの落選で、6連続でRTAイベントに落選していたので結構ショックでしたね…(その後RiJは落ちて、RTAEXPで久々に当選した)。

落選したので、また現地に行って走者を応援しようかなと思っていた翌日。
イベント当日の走者だったケンねこさんから「解説をやってくれないか」と依頼が来ました。

ホロライブのライバー「不知火フレア」が主人公のロックマンライクゲー
「FLARE NUINUI QUEST」。無料で遊べるから遊んでみてね

ケンねこさんが走ったのはFLARE NUINUI QUEST(以下FNNQ)で、自分もケンねこさんをきっかけに走者として走り始めていた頃でした。このゲームはロックマンライクなゲームでクオリティが高く、またRTAとしてもボススキップやバグ技を使った短縮があり魅力のあるゲームです。

自分がRTAイベントに出る理由は、「自分の実力を試したい」ことと、「自分がやっているゲームの魅力を伝える」こと。
今回の解説は、今まで出てきたRTAイベントの成果を出したり、自分が好きなゲームの魅力を伝えられる大きなチャンスでした。

なので、快く解説を引き受けました。
いつかは解説をやってみたいなと思っていたので、引き受けたときはめっちゃ嬉しかったですね。

ただ、解説としての上積みが少なく、またFNNQは走り始めたばかりでテクニックや知識はまだ知らない部分が多いといった不安部分がありました。
なので本番まで3週間、急ピッチで準備が始まりました。

勉強会

まずは、テクニックや知識を覚えることから始めました。
ケンねこさんが時間を設けて勉強会を複数回開いてくださって、ボススキップなどといったテクニックやチャートを手取り足取り教えてもらいました。

勉強会を通して、どうやったらその技ができるのか、どうやったら短縮することができるのかを理解することができましたし、また自分の実力も付き、その後にRTAで通したら旧自己ベストから大幅更新して世界4位になりました。ケンねこさんには感謝しかないです。

解説の意識

チャート等を覚えた後は本番に向けた台本を作り、また時間を設けて解説の練習をしましたが、喋り切れずに次の技に行ってしまうことがあり、最初は上手くいきませんでした。

上手くいかない原因は自分の喋りが下手なのもありますが、台本で書いた文章が長すぎたり、色々な要素を入れすぎたこともありました。
今回のRttRは記録狙いのイベントでもあったので、タイムに重要ではない部分はカットし、短縮要素がある部分を喋ることに集中することにしました。

それを意識して、台本をかなり変更しました。
変更前
https://docs.google.com/document/d/1zYFP8JRsrZ6RlRzSZDHOuqRRAlQvcfDgdFrRqxWxx9s/edit?usp=sharing

変更後https://docs.google.com/document/d/1aMJD4jf9Y527QVUcGjWc00Anua0opaP6awCg5mA0nv0/edit?usp=sharing

また、FNNQのRTAをRTAイベントで披露するのはこれで2回目。
なので、テクニックは見るだけでは見ている方には伝わりません。なので、そのテクニックをする時より先に説明をして、見ている方にできるだけ伝えられるようにとアドバイスも受けました。

後は練習あるのみ。イベント当日まで説明し切れるように文章を調整したり、ステージごとに練習を繰り返していきました。

イベント本番

出番前

7月6日になり、いよいよ本番になりました。
緑蛙が解説をするのは18時からだったのですが、会場の雰囲気とかを最初から楽しみたかったので、11時くらいに現地に到着しました。

出番が来るまでは、会場で観戦していたり、控室もあったので走る走者の方々とお話ししたり、ご飯を食べに行ってました。
また、イベント前日にケンねこさんが新チャートに変えたこともあり、解説の打ち合わせしていました。探求心がすごい。

そんな感じでワイワイとしているうちに18時になり出番がやってきました。
出番前の自分は、いつも通り緊張していましたが、他の走者の解説を受け持つので失敗したらどうしようという不安もあり、走者として出るよりも緊張感はあったと思います。

出番

ケンねこさんの挑戦が始まると同時に、解説の出番も同時にやってきました。最初はゲームやカテゴリーの説明をしていきましたが、緊張感もあったため、噛んでしまうことが多々ありました。この日も解説の練習をしっかりして望んでいましたが、上手くいかずショックでした。

しかし時間が経つにつれて慣れてきたのか、解説の機会が再び回ってくると最初よりは噛まずに上手く喋られるようになりました。
本番前では喋り切れなかったFNNQの重要なポイントでも、練習で意識してきたことを発揮して、伝えきることができました。

解説をしてから2時間が経過すると、ケンねこさんが自己ベストを更新!
その時は解説していく中で余裕も出てきて、いつも通り感情を込めて喋られるようになり、自己ベストを更新した瞬間は喜びを爆発させてました(笑)
ちなみに今回のRttRで自己ベストを更新したのは、ケンねこさんただ一人!
その中で解説をさせてもらったのは、本当に嬉しかったです。

ちなみにRttR後に世界記録も更新。すげぇ

反省点と良かった点

ここからは、RttRで解説して反省点と良かった点を主観的に振り返ります。

反省点

・緊張しすぎた
いつもRTAイベントに出る時はあがってしまうのですが、今回は他の走者の解説を受け持つプレッシャーでより緊張してしまいました。
中盤で気負うことなく楽しむことを意識したら上手くいくようになったので、次回解説をやるならそれを最初からやりたい。

・台本に頼りすぎた
台本は解説をするために重要なものではありますが、台本に頼りすぎて走者の走っている状況に対応しきれないことが序盤にあって、そこで上手く解説し切れなかった所がありました。
台本の内容を予め理解して、もし分からない部分があれば台本を見るといったおまじない程度に考えた方がいいかもしれない。

・解説の勉強不足だった
解説のノウハウは全く無かったので、もう少し色んなRTAイベントを見て解説の勉強をすべきだった。もう少し勉強していれば、緊張とかも和らいでいくと思う。

良かった点

・感情を込めて話せた
終盤でしかそれをすることはできなかったが、感情を込めて解説をしていけば、見ている人がどの所が重要なのかが伝わるし、場の雰囲気が盛り上がるので、次に解説をする機会があるなら続けていきたいと思った。
しかし、やりすぎは逆効果だと思うので程々に。

・情報はしっかりと伝えた
テクニックの解説など最低限のことはできたと思う。
上でも言っているが、台本の内容を予め理解しておいて話すことができれば、もっと良くなると思うので頑張りたい。

・ミスを引きずらなかった
序盤で色々ミスして落ち込んでしまったものの、それを引きずることなく上手く切り替えて解説をできたかなと思う。
自分は結構ミスを引きずってしまいがちだが、当日は楽しむことを意識したことで、いつもようにならなかったのは良かった。

終わりに

今回は初めて解説をしたことについて書いていきました。
初めての解説はとても大変でしたが、いい経験になったと思います。
解説をしたことで、そのRTAの面白さについて改めて感じることができましたし、RTAのモチベーションも上がったりして一石三鳥でした。

このイベントを通して解説の面白さを知って、また解説をやりたくなりました。
色々改善点も見つかったので、それを修正して頑張りたいです。
なので、解説の依頼お待ちしております~

ということで、今回は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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