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【転職活動】未経験から7ヶ月でデータサイエンティスト転職した話

はじめまして、harappaといいます。
私はつい先日未経験から7ヶ月でデータサイエンティスト転職することができました。
このnoteでは転職活動に絞って私の経験をお伝えできたらと思います。

また、このnoteは↓のnoteの続編です。
転職準備でどのような実績を作ったか気になる方はこちらも読んでもらえると嬉しいです。


はじめに


自己紹介も兼ねて私の7ヶ月前から現在のbefore→afterを紹介します。

before(7ヶ月前)

  • 30歳

  • 自動車組み込みシステムエンジニア

  • 大学の専攻は機械工学(院卒)。社会人2年目から同じ会社のIT職に転向

  • 資格:G検定、応用情報

  • 年収○00万

  • 友人の紹介でデータサイエンティスト職のカジュアル面談を受けるもその場で書類不通過を告げられる

after(転職成功)

  • データサイエンティスト転職成功

  • SIGNATE 15位/1,226人(銀メダル獲得🥈)

  • SIGNATE Beginner限定コンペ 12位/142人

  • Kaggle練習問題(HousePrices) 222位/4,561人

  • 統計検定2級取得

  • 年収○40万(手当入れて40万UP)

応募した求人は全てデータサイエンティスト職で、選考通過率はこんな感じでした。

応募:9社 → 書類通過:5社 → 一次面接通過:3社 → 内定:2社

スケジュール


転職活動全体のスケジュールはこんな感じです↓

転職活動スケジュール

未経験転職で10社前後応募する場合は順調にいっても3ヶ月程度掛かります。
(思ったよりも長い…)
次からこのnoteの本題である面接でどんなスキルをどのぐらい要求されるのかを書いていきます。

企業の評価ポイント


データサイエンティスト未経験転職で求められているなと感じた主なスキルは↓の5つです。

①コミュニケーション力
②自己研鑽力(自走して学習できるか)
③定着性
④本業での取り組み
⑤データサイエンス力

①コミュニケーション力
データサイエンティスト職だと顧客とのやり取りがあるのでマストだと感じました。
ベラベラ話せる必要はなく、"QAがずれていない"、"結論ファースト"、"簡潔に伝える"ができれば問題ないと思います。
(僕も雑談は苦手です)

②自己研鑽力(自走して学習できるか)
データサイエンスは学習領域も広く、自分で勉強してくれないと困るのでどこの会社でも自己研鑽力は求められます。

SIGNATEで銀メダル🥈を取ったことを面接で話すと面接官がびっくりしてくれるぐらい評価されます。
なので銅メダル🥉でも全く問題ないと思いますし、コンペに複数参加して上位50%ぐらいに入れば問題ないと思います。
逆に複数メダルまで必要はないと感じました。

キャリアの中で他にも勉強していたことを伝えると、更に「入社してからも自分で勉強してくれそうだな」と思われると思います。
  例:入社1年目は英語の勉強をしていた等

③定着性
長く働いてくれそうかを見られます。
面接の質問としては"志望動機"、"転職理由"、"転職活動の軸"、"なぜこの職種なのか"などです。

これを上手く答えられないと「同じような理由でまた辞めるのではないか」「この職種も飽きたらまた辞めそう」「嫌なことがあったら人のせいにしそう」などかなりネガティブな印象になってスキルがあっても通過できない場合があります。

更にそれぞれの回答に一貫性も必要なので綿密な準備が必要です。
これらの回答の準備方法は長すぎるので↓の記事にまとめました。

これを実践してから薄っぺらい感が無くなったのでかなりオススメです。

④本業での取り組み

データを扱う業務と関係なく、課題にどう向き合ったかを見られます。

データサイエンスに関係ない業務でも
課題分析→アクション→効果確認 の流れで説明できるようにしましょう。

できれば↓の例のように複数ジャンル用意しておいて会社の特色ごとに変えられるとベストです。

 例:メイン業務の課題解決、顧客折衝、チームマネジメント、部下育成…

内容のレベルが低くても全く問題ないです。
「報連相できない部下を育成した」、「外国人メンバーと円滑に業務するために英語の勉強をした」でも大丈夫です。

普段から全力で真摯に仕事するのが大切ですね。

⑤データサイエンス力
意外と面接では全く触れられないこともありました。
書類選考でデータサイエンス力が必要であることは7ヶ月前にカジュアル面談で落ちていることから明確ですが、「データサイエンス力だけ磨けば大丈夫」という考えは捨てたほうがいいでしょう。

面接で聞かれたときはほとんど「コンペの取り組みで工夫したこと」だったので、コンペ内容の説明や工夫してスコアアップした手法の説明はできるように準備しましょう。

転職活動する上でのマインド


最終盤ですが一番大切なことを書きます。
転職したいなと考えている皆さんはこんな風に思っていませんか?

「転職活動に移るのは不安だからもう少し学習を進めてからにしよう」
「転職したいけど自分にできるのだろうか」

偉そうなこと言っていますが僕も元々このように思っていました。
転職活動を終えた今ではこのように思っています。

転職活動はノーリスク
転職エージェントとキャリア相談、書類添削、応募、企業説明、面接、合否結果通知、これら全て完全無料です。
ノーリスクなのでどんどんチャレンジしてきましょう。

動かないと足りないスキルが分からない
自分で「このスキルが足りてない」と思っていても評価するのは企業です。
実はそこまで求められていないかもしれないですし、盲点だった全く別のスキルが不足しているかもしれません。
これらは転職活動をすれば一発で可視化されるので、さっさと行動に移しましょう。
それでも目安を知りたいよって人は前編記事に僕が作った実績があるので参考にしてください。

落ちた理由を分析して次に活かす
面接を始めると必ず落ちる企業もあると思います。
そんな時は理由を分析して次の面接に活かしましょう。
僕の例を記載しておきます↓

落ちた理由:コーディングの経験年数が短い
→期間は短いけど濃い経験をしていたので、それが伝わる回答方法を再考

ダメだった点:現職業務の難しさが伝わらなかった
→深掘りしてもらって伝える作戦だったが、最初に短く伝えるように再考

※どちらも転職エージェントと壁打ち

お見送りになっても落ち込んだり人のせいにしていては勿体ないです。
5秒ぐらい落ち込んだら切り替えていきましょう。


落ちたところは全て"年齢に対するスキル不足"でした。
何歳からでもデータサイエンティスト転職はできると思いますが、求められるスキルは年齢とともに厳しくなっていきます。
僕は30歳ですが、「27歳だったら受かっていたんだろうな」と思うことは何度もありましたし、逆に「同じスキルで35歳だったら厳しかっただろうな」とも思いました。
データサイエンティスト未経験で年収を下げない前提だと僕の肌感覚ではこんなスキルが必要だと感じてます。(根拠はないので参考程度に)

  • 20代:ポテンシャルのみでOK

  • 30代前半:ポテンシャル+リーダ経験など

  • 30代後半:ポテンシャル+マネジメント経験or特定の分野での深い専門性

まとめ


こんな長い記事を最後まで読んでくださいってありがとうございます。
何か少しでも参考になれば嬉しいです。

今まで新卒から同じ会社に6年間居座ってきた僕ですが、「次もいつでも転職できるな」と思えるようになりました。
この考えになれてことはかなり大きいと思っていて、会社が傾くことも怖くないですし、いつでも動ける分逆に思い切って仕事に打ち込めそうと思っています。

"転職"にはリスクがありますが"転職活動"にはメリットしかないので、この記事を読んでいただいて勇気が出る方が1人でもいれば嬉しいです。

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