一番過酷な「下っ端プレゼン」攻略法
昨日は、プレゼンのプライベートレッスン!
席は船会社に置きながら、教授のサポートをしながら操船技術を教えているという
勤労学生さんが今日の生徒さん。
そこで私は聞いてみた
「今回のプレゼンは、どこで何を伝えるためのものですか?」
するとか細い声で、
世にも恐ろしい返事が帰ってきた。
「勤労学生で助手の私が、名だたる教授、百名以上が出席する学会で、「『シュミレーションによる操船技術研修』の必要性を訴えるんです」
げげっ、プレゼンで一番嫌なのは、
利き手の方が、自分よりよく知っている
という状況じゃないですか?
「かなり厳しい状況ですね」
というと・・・「はい」と力のない声が
『シュミレーションによる操船技術研修』
とは、飛行機のシュミレーターの船Verで
4種類の海難事故を、
事前にシュミレーションする講習との事
飛行機の世界ではメジャーですが、
研修が英語な事もあり、船の世界では
現役教授でも未受講の方がほとんどなんだそう
船も飛行機と同じく自動操船の時代、
ベテラン航海士がどんどん引退する中、
自動操船と新人航海士というパターンが
増えているのが現状らしい
そんな時、もしも自動操船で対応できない
事故が起きたら・・・お手上げな事態になり、
積荷も船も人も失う事になる
そんな事にならぬよう、
シュミレーション研修を受けておくべき
というのが、今回のプレゼンテーションの結論
未受講の有名教授からしたら、
いたって正論なだけに、一歩間違えば
「若造が偉そうに」にならないとも限らない
そこで私は断言した。
「心配しなくて大丈夫ですよ!そんな時、
絶対批判されず袋叩きにも合わない
実証済の方法がありますから」
まるで「安心して下さい履いてますよ!」
と言う「安村」のように、股間を指差し・・・
いや、胸に手を当てて大きく頷いた(笑)
絶対やってはいけないのは、
「相手のプライドをへし折る事」
「プロフェショナルとは戦うべからず!」
これは私の座右の銘
こう言う時は、ゲームのルールを変えてみる
「下っ端の私がお話しますので、
プロ皆様のお知恵をお貸し下さい」
という「下っ端プレゼンの法則」です。
最初から下出に出て、
「忌憚のないご意見を下さい」
「新人の私にお知恵を貸して下さい」
というストーリーに組み立てる。
そうする事で、新人思いのベテランさんは
「そうかそうか教えてあげよう」という
温かいオーラを醸し出し
だれしも悪者にはなりたくないので
辛辣な事は言いにくくなり
袋叩きしにくい状況が作れます。
そんな方法をお伝えし、
ストーリーを組み立てると
「あぁ~そういう事ですか」と、
明るい笑顔を取り戻し、
プライベートレッスン終了
やる前から、ビクビクして望むより
断然気楽にできますね!といって
笑顔で終わる事ができました。
10月27日の本番プレゼンが
うまくいくことを応援しています。