【鉄印旅】フリーきっぷで東海横断②~刀剣鑑賞を添えて~編
①はこちら↓
明智鉄道への旅程を初日に変更した結果、当初の予定よりもゆっくり宿を出ることができました。
多治見駅から長良川鉄道の乗換駅、美濃太田を目指します。
多治見~美濃太田~長良川鉄道
多治見から美濃太田までは30分ほどの電車旅。途中木曽川もわたりつつ、のんびり進んでいきます。
さすが鍛冶のまち関、駅舎にも刀のオブジェが。
季節限定のものと合わせて2種類の鉄印をいただきました。
副目的 関善光寺と関鍛冶伝承館へ
さて、メインはあくまでも鉄印集めの旅ですが、ちょうどこの期間、市内の関鍛冶伝承館では刀剣乱舞とのコラボレーション展示が行われていました。
せっかく近くまで来ているなら見に行かないとね、ということでちょっと寄り道です。
最寄り駅はお隣の「せきてらす前」ですが、次の列車が来るまでは1時間近く。
ただ待っていても仕方ないし、徒歩20分ほどの距離なので歩いて向かうことにしました。
その道中、案内板に「関善光寺」の文字を見止めさらにちょっと寄り道。
前情報も何もなしに「仏像拝見したいなー」くらいの心持ちで向かったのですが、こちらのお寺さん、コラボレーション企画中は限定のご朱印を授与してくださっていたのです。
ご朱印を受けた人は孫六の鐘も撞かせて(叩かせて?)いただけるということで、ありがたく叩いてきました。
阿弥陀様もですが、大日堂の大日如来様も優しいお顔立ちをしていらして、偶然とはいえ良いお参りをさせていただきました。
そのまま関鍛冶伝承館へ向かおうかとも思いましたが、少々水分補給もしたかったので境内のカフェへ。
アイスコーヒーは時間をかけてゆっくり抽出しているそうで、ほんのり甘みを感じる透きとおった味でした。
ひと息ついたところで、改めて展示を見に向かいます。
メインの兼定・兼元はもちろん、復元蛍丸(第二次世界大戦の混乱期に行方不明になってしまった、熊本・阿蘇神社の奉納刀)の影打ちや山鳥毛の写しなど刀剣乱舞に関連する展示もあって見ごたえ抜群でした。
関鍛冶伝承館から、最寄りのせきてらす駅までは徒歩5分ほど。
次の列車が13:16だから、13:05くらいに着くように向かうかーエアコンなくても待合室くらいはあるだろうしーと(かなり舐めたことを)考えながらてくてく向かったはんざきの目に飛び込んできたのが、こちら。
2、3分歩いただけでも汗が噴き出す酷暑の中、実に設備が素朴な駅にたどり着きました。
地方ローカル線の出で立ちくらい地元で十分見ているだろうに、認識が甘いですね。
列車がやってくるまでの約10分、少々意識を飛ばしかけながら待ちます。
長良川鉄道⇒樽見鉄道
ようやくやって来た列車の涼しさに救われながら、美濃太田駅に戻ります。
乗り込んだのは「GJ8マン」なるキャラクターのラッピング車両。
さくらももこさんが郡上八幡のすばらしさに惚れ込んだことがきっかけで誕生したキャラクターだそう。
美濃太田からJRを乗り継いで大垣に向かい、6つ目の路線、樽見鉄道に乗り換えます。
意外に乗客が多い…?と思っていたところ、ほぼみなさん「モレラ岐阜」で降りていかれました。大きなショッピングモールがあるんですね。
ちなみに帰りも本巣駅の時点では私含め3、4人だった乗客が、モレラ岐阜駅で一気にほぼ満員になりました。
こちらも季節限定のものと2種類の鉄印をいただきました。
これで東海地方の対象路線は全制覇!
名古屋から新幹線利用でもよかったのですが、少し別の目的もあったため浜松までは在来線、そこからこだま利用で帰路につきました。
フリーきっぷとしてのお得度は?
さて、ちょっと下世話な話ですが今回利用した「乗り鉄旅きっぷ」が通常の費用よりどのくらいお得だったのかを計上してみます。
かかった移動費としては
乗り鉄旅きっぷ 8620円
新幹線自由席特急券 1日目熱海~掛川 2530円
新幹線自由席特急券 2日目浜松~熱海 2530円
計13680円でした。
新幹線の乗車券分はフリー区間扱いなので、そちらの金額も含めて計算してみます。
乗車賃だけで言えば2倍以上、ものすごいコスパですね。
今回、観光もはさんだとはいえ少々タイトなスケジュールではあったので、ゆとりを持たせてJR+3セク2社で沿線観光、くらいのプランでも十分元を取りつつ楽しめるのかもしれません。
明智鉄道のリベンジしたいな!
おまけ
初日に熱海駅できっぷを購入した際、構内でこんなポスターを見つけました。
へーこんなん知らんかったなぁと軽い気持ちでアクセスしてみたところ、思いのほか各駅のスタンプのバリエーションが面白い…!
というわけで、鉄印のほかに電車旅の理由ができてしまいました。
さすがにこちらは鉄印よりも全制覇は難易度高い…かも?