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ニッカウヰスキー 宮城峡蒸留所へ行ってきた

みなさんこんにちは。opiです。


今回ご紹介するのは、ニッカウヰスキー、宮城峡蒸留所です。

ここ数年、ウイスキーの奥深さにはまっておりまして、、、
ずっと行きたかった蒸留所へ。
日本のウイスキーは有名なところだと山崎、白州、余市等ありますが、今回は車で行けそうな宮城峡へ行ってきました。
車といっても、蒸留所での試飲はマスト(現地で絶対飲みたい)なので、近くの温泉旅館に宿泊、車をおいて、いざ出陣!!






外観とビジターセンター

ビジターセンター前



到着して最初に感じたのが、
蒸留所全体の施設が、とにかく美しい!統一感がある!!
創業者、竹鶴政孝のこだわりで、電柱は地下に埋めること、自然の起伏は崩さないこと、建物全体を赤いレンガで統一することを徹底しており、自然の中に溶け込む形で、どの建物も設置されておりました。

ミニチュアの蒸留所全体模型


うわーきれいー!とか言ってるうちに受付ビジターセンターへ到着。

最初に出迎えてくれたのがエントランスホールのポットスチル!!

余市蒸留所で実際に使用されていたポットスチル(単式蒸留器)


ニッカウヰスキーは最初に余市蒸留所(北海道)ができて、後に宮城峡蒸留所が設立されました。
最初にお出迎えしてくれたのは、余市蒸留所で実際に使用されていたポットスチル(蒸留器)です。あぁ。これだけで大興奮。

エントランスホールを抜けると受付へ。
今回は、約70分の無料見学ツアーを予約しました!(有料の見学ツアーもあり)
無料見学ツアーは空きがあれば当日でも入れますが、土日はかなり混んでいるため予約が必要と思われます。

ツアー開始までの時間、ビジターセンターで待機するのですが、、
これがもう、、待機時間1時間は必要だよ??ってくらい充実しておりまして。


入口付近


歴代ウイスキーボトルの展示


様々な原酒


ウイスキー作りの工程

ウイスキーってどういう工程で作られているの??が丁寧に解説されています。
ウイスキー全然知らない方でも、ここでしっかり学ぶことができます!!


opiがビジターセンターで着目したのがこれ

実物のピート

ウイスキーを飲んで、正露丸の匂いだ、、!と言われる方がおりますが、まさに正露丸のような香りの正体がこれです!

ウイスキー作りの最初の工程、製麦段階で、発芽した麦芽を乾燥させるのですが、その時にこのピートを焚いて乾燥させることがあります。
この乾燥工程で、原料に独特な香りが移るのです。
ピートは冷涼な湿地帯という、限られた地域でしかとれないため、なかなか本物をお目にする機会がありません。日本だと北海道の厚岸くらい??

初めてみました!ちなみにopiはこの正露丸みたいな香り(ピート香)が大好きです!!なので大興奮です!!

ビジターセンターだけでも、かなりのボリューム感があるので、余裕をもって早めに到着することをおすすめします。



無料見学ツアー

見学ツアーでは、ガイドさんが実際に工場の建物を紹介しながら、解説してくれます。


乾燥棟(現在は使用されていない)

現在は発芽、乾燥させた麦芽を直接仕入れているそうです。

発酵槽

発酵に必要な酵母菌の管理は、なんと24時間体制で行われているそうです。


しめ縄が特徴的なポットスチル(バルジ型)

創業者、竹鶴政孝の実家は酒蔵だったそうで、日本酒と同じようにウイスキーも神の手が必要と考え、しめ縄をかけたそうです。

貯蔵庫

貯蔵庫の見学もできました。
熟成年数で色、味が変わっていくなんて不思議ですよね


熟成年数による見た目の違い


見学を終えたら、楽しみにしていた無料試飲!
運転される方にはソフトドリンクが用意されていました。


見学の最後に無料試飲

一番左、アップルワインは初めて飲みました。
ニッカウヰスキーの前身、大日本果汁株式会社のときから販売されているそうです。
ソーダ割がとても美味しかった、、!!



有料試飲

無料試飲を堪能したあとは、吸い込まれるように有料試飲へ、、、


ここでしか味わえない原酒!!安すぎる!!
1人3杯まで

連れと一緒に選んだ有料試飲シリーズ

全てが初めましてのお味でした。
どれもこれも美味しかったのですが、「鶴」はニッカ最高傑作と言われる逸品で、香りはフルーティ、洗練されたお味でした。
「竹鶴」も高級なお酒であることは知っていましたが、「鶴」はその上をいくお味でした、、、。飲み比べ楽しい。

鶴はショップで購入することもできます。2万くらいだったかな、、、??

お土産

お土産屋さん

さすがに鶴はお高いので手が出せませんでしたが、蒸留所限定ピュアモルトブラック(ピート香がきいているらしい)と、見た目が愛らしい木樽のお菓子(中身はコーヒービーンズチョコ)を購入しました。

木樽はコロンとしてかわいい


ほかにも、宮城峡蒸留所限定のモルトウイスキー、グレーンウイスキー、ブレンデットウイスキー等、ここでしか買えないお酒がたくさんあります!
私の連れはモルトウイスキー3種類を爆買いしておりました。


蒸留所までのアクセス


JR作並駅

公共の交通機関を利用するなら、仙台駅→作並駅→バスで蒸留所という流れになります。

仙台駅→作並駅までは約40分、作並駅から蒸留所までは無料バスが出ております。バスは1時間に1本くらい(公式HPにのってます)なので、時間をうまく合わせてくる必要がありますね。
*蒸留所までの無料バスは金土日、祝しか運行していないので注意が必要です!!
ちなみに作並駅から蒸留所まで歩いたら30~40分です。



作並温泉(岩松旅館)

今回、心ゆくまで旅を堪能しようということで、蒸留所近く、作並温泉、岩松旅館に泊まってきました。

ロビーには竹鶴政孝の歴史を知る機会が!!


こちらのお宿は、作並駅との往復で無料送迎してくれます。駅まではバスで5分程度。
(作並駅から蒸留所まで無料バスがない日は、直接蒸留所まで送ってくれるそうです。)
バスは作並駅に到着する電車の時間に合わせて運行しているので、基本的に1時間に1本ですが、現地まで歩かずに行けるのはありがたいですよね。

お部屋はこんな感じ

畳だけど、隣にツインベットがあります


お風呂は大浴場のほかに、かけ流し天然温泉の露天風呂があります。
露天は大浴場から離れているのと、八十八段の階段を下っていく必要があります。
混浴ですが、女性専用の時間帯もあります!
階段の昇り降りは少し大変というか暑かった、、けどそれ以上に温泉が気持ちよかった!!広瀬川渓谷と自然に囲まれた中でゆっくりと寛ぐことができます。

階段八十八段を下ると岩風呂があります



まとめ

蒸留所に訪れたのは初めてだったので、終始大興奮。
ウイスキーを作る工程を知ることができ、大変勉強になりました。

またそれ以上に、創業者竹鶴正孝の生い立ち、蒸留所設立までの努力や苦悩、こだわり、思いを肌で感じることができました。
1本のウイスキーを作るまでにどれだけの努力と苦悩があったのだろうと想像すると、少し涙が出そうでした。
本当に行ってよかった!!!

ウイスキーにちょっとでも興味がある方には絶対におすすめします!!


           おしまい



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