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カウンセリングおじさんとのその後2ー村長、ね、ら、い、う、ち〜
カウンセリングおじさんとの
仲は途切れることなく
続いている
この間は
日焼けした汚そうな
(失礼、でもホンマやもん)
おじさんの友達を
紹介されそうになった
オレは実は
人類学的、社会学的に
調査に有効そうな人間を
選別して友好関係を
築いている(最低なヤツだな…)
じゃないと
管理しきれないし
(昔から人を覚えられない)
(『はじめまして、キミは誰』を参照してくれ)
発達障害×躁鬱の
今のオレでは
情報量に
脳がパンクしてしまう
友達を作ることを
提案してくれたのは
ありがたいが、
友達関係(交友圏と言う)を
広げる気はないんだ、
と断った
(こういうの台湾では直接言ってもいいし、
『病気だから』とウツを理由にできるのは
手間な診断をした後の実利だと感じる)
(オレはウソがつけないタイプ)
オレは 現在
村長をターゲットに
動いてる
何かを狙うときは
まず頭からだ、
きっと孫子の兵法にも
書いてあることだろう
(テキトー)
11月 村に行ったときに
15分だけ村長(60歳くらいの男性)と
話をすることができた
自己紹介などを含めると
正味10分もなかったが、
(その後、皆との会食があったため)
それだけでも
村長が聡明な人物であることが
分かった
(学歴は聞いてないが、
村民にはない落ち着きがあった)
村長は皆が住む場所より
バイクを飛ばして
3分ほど山の上に
奥さんと2人で住んでる
ほぼ自給自足の生活だ
短い訪問なのに
村長みずから
コーヒーと
(オレは極甘が好きだから
無糖でツラかった)
小さい芋を蒸したのを
出してくれた
(ちょうどいい甘さで美味かった!)
(土産にも2袋持たせてくれた)
村のヤツらは
話をするときでも
爆音でカラオケ流すことが
あるが 村長は
オレが真剣な話をすると
見るやいなや
BGMを止めた
基本的に聞けたのは以下
『現在の村の様子について』
『村の今後の展望について』
『本当のタイヤル族とは何か』
(この辺はまた今度書いてみようかな)
カウンセリングおじさんの話が
いつのまにか
村長の話になってたな
(ADHD特有の話が飛ぶ、だと思ってくれ)
(話が飛ぶのは小学生時から指摘されていた)
(あと、例え話を多用しすぎて何が言いたいのかわからん、とは幼少期兄ちゃに指摘された)
カウンセリングおじさんは
犬を飼うことに
決めたそうだ
たくさん産まれた犬の中で
一匹だけ
小さいままの仔犬が
いたかららしい
ほっといたら
死んでしまうから
自分で飼うことにしたんだろう
村にはこうして
半ノラ 半外飼い みたいな
犬や猫が溢れてる
ちなみに狂犬病ワクチンなんか
打ってないから、
犬にはかなり用心しながら
(オレは)歩いている
村民は『フツー』って感じだ
(目を合わすな、とは注意を受けた)
(マジ、それだけ)
(万一咬まれたら、村に病院なんかないから
一番近い病院にダッシュで行くしかない)
(土日だけ診療所に医者が駐在するらしい)
(一度、夜中に複数のイヌが
どっかのばーちゃんを
囲んで吠えていたので
『あのババア、ヤベェじゃねえか』
と思い見ていたら
ババアは木の棒で犬を追い払い
その姿はさながらモーセのようだった
『ヤベェババア』というのは
結果的に別の意味で当たった)
名前をつけてくれないか、
と言われたので
仔犬の写真を
『引きの強い』実子に見せた
(今回宝くじをもらったら、
実子だけが少額当てた)
(他にも実子の引きの強さ
エピはいくつもある)
それがタイトル画だ
実子は即座に
『ココア!!』と
言ったので
中文でココアを調べると
『可可(Keke)』だったので
それをおじさんに送った
(ちなみにうちの猫の名前は『タピオカ』だ)
(これも実子がつけた)
(実子はあと一匹薄茶色の猫を飼って
『ミルクティー』と名付けたいそう)
(オレはそれなら台湾國語の
ミルクティーという意味の
『奶茶(ナイチャー)』がいいなあ)
おじさんはさっそく
可可と呼んでいる
今日おじさんは突如
『仔犬はキミを恋しがってる』
『将来の飼い主だから』
と無責任に押し付けてきたから
(マジ一度もこの犬見たことないし
村民はテキトーなことばっか言うんだぜ)
オレは愛するタピオカ
(手術のとき『30年の寿命をやる』と約束した)
の写真を送って、
オレにはすでに愛猫がいる、
だから可可の飼い主にはなれない
と断った
オレは完璧ネコ派なんでね
皆が言う
『猫は神が作った最高傑作』
だと思ってる
毎秒毎秒カワイイんだ
最後は愛猫バカ丸出しに
なったが
そんなこんなで
カウンセリングおじさんは
癒しと嵐を両方
オレに運んでくる
(終)