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22.国立科学博物館「鳥展」

↑  ヘッダー画像の、昨日までとの温度差がすごい。


行こうと思っていたはにわ展があまりの混雑でまさかの入場50分待ちだったので、
おとなりの国立科学博物館に行ってきた。

哺乳類展とか、海展とか、ざっくりしたテーマで展覧会を開きがちな科博。
鳥は、上二つに比べてもかなり狭い分野だと思ったのだが、これがまた奥深いのなんのって。

第1章 鳥類の起源と初期進化

うわ!なんだこれ。

顔こわいなあ

今回の目玉、史上最大の飛ぶ鳥ペラゴルニス・サンデルシの生体復元模型だったみたい。
いきなり入ってすぐの天井に下げてあるとか、出し惜しみがないというか、贅沢だなあ。

歯がすごい。歯が


こんなん、もう恐竜だよね


第2章 多様性サークル

このキャプションの細かさが、科博って感じ

ハヤブサってタカよりスズメに近いらしい。
うそぉ。

第3章 走鳥類のなかま

筆者がいつかテレビの自然系ドキュメンタリーで見て印象深かった、ヒクイドリの展示があって、ちょっと感動。 

ひとまず日本では遭遇しなさそうで、安心
足がすごい。爪が12cmもあるらしい
この顔で「普段は臆病」はうそだね
イクメンだね

ダーウィン、なにしてるの…?
このレベルの鳥、つかまえたの食べたの!?
どんな味だったんだろう。食レポ、残ってないのかな。

第4章 カモやキジのなかま

食べる気満々のキャプションが笑いを誘う
丸く肉付きの良い体つき?

また、頭上に展示が。

見下ろされている。

ここでは、ツノウズラが面白かった。

ちょんまげがかわいい
えぇ、マウンティングするの…?やなやつだなあ

筆者がハッピーエンド至上主義者になったきっかけの一つ、キジも鳴かずば撃たれまい、のおはなしの、キジもいた。

本当に救いのない、かなしいお話。↓

すごいワンオペ育児…
なんか、文句言ってるみたいな顔してる標本

第5章 陸鳥や水鳥のなかま

またまた、頭上に展示が。

これ完全に、
JALだよね。


このハチドリ、
ぜったい怒ってる。

第6章 猛禽とその仲間

ここでおもしろかったのはヨタカ。

昔、ネットでこの画像を見つけて、

アニメみたいな造形にびっくりし、
慣れ親しんだ宮澤賢治の童話『よだかの星』のイメージとのギャップを感じたのだが、

今回は

すごい!ほそい

擬態ができると初めて知った。
虫だけじゃなくて、鳥も擬態するんだね。

この猛禽のコーナーは色々記憶に残るものが多くて、

全然アホに見えないアホウドリとか、
濃い口紅を塗ったみたいなくちばしで、なんか関西弁を話しそうなショウビンとか、
きりっと睨んでくるハクトウワシとか、

おもしろい表情の剥製がたくさんあった。

第7章 小鳥のなかま

ここではいきなり逆さまになっている鳥がいてびっくり。

英名がHanging parrotだから、もともとそういう種類みたい
これは
これしか思い出せない

第8章 鳥たちとともに

最後の最後で、鳥だけど鳥じゃない展示があった。

「はやぶさ」と名前のついたものたち

人工衛星、バイク、新幹線に至るまで、いろんなものが「はやぶさ」と名付けられている。
そういえば日本人ってなんではやぶさが好きなんだろうなあ。

感想

相変わらずの物量で、「鳥」というすごく狭そうなテーマでも、さすがの科博は生物学素人の筆者も充分たのしませてくれた。

秋も深まってきたことだし、行ってよかった。


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