39.いい意味で「どうでもいい」こと
今日、お昼どきにこんな速報が流れて、びっくりした。
筆者がびっくりしたのは、彼が筑波大に進学することではない。
こんなことが速報になってしまうこと、だ。
調べたら、筑波大の推薦入試の結果発表がまさに今日だったらしく、
発表は受験番号によるものだから確認のための多少のタイムラグはあるにせよ、
報道各社は、合格発表後すぐに速報を流したことになる。
宮内庁の公式発表を待たず、「関係者への取材で」記事を書くほどに、急いで。
なんで、そんなに急いで報道したのか。
背景には、悠仁さまが東大に行くとか行かないとか、根も葉もないうわさがあったことは間違いないだろう。
注目されすぎ
Googleでここ1週間分をざっと検索してみても、悠仁さまの進学先に関するネット記事は、これだけあった。(上から順に新しいもの)
ちなみに、この一週間で、特にこの話題についての公式リリースがあったわけではない。
秋篠宮さま"いじめ発言"なんて書かれている誕生日会見が行われたのも11月30日のことだ。
…いやいや、さすがにやりすぎじゃない?
うそかほんとかわからないことばかり
なんの公式リリースもないのにこれだけの記事が出ている、というのは、
そのほとんどが推測や憶測で書かれている、ということを意味する。
たとえば、こういうの。
「と見られていました」…?
えぇ…
紀子さまの家族に、たまたま東大出身者が多いというだけで、「見られていました」?
宮内庁が公式にそう発言したわけでもないのに?
それじゃあ、ただの推測じゃん。
あおる見出し
たとえば、デイリー新潮は
悠仁さま「筑波大進学」なら浮上する「ゴミ漁り」などのヤバい問題
なんていう見出しで記事を出しているけれど、
この書き方だと、まるで悠仁さまがゴミ漁りをしているようにも取れてしまう。
とんでもないミスリードだ。
この記事でいう「ゴミ漁りなどのヤバい問題」とは、もし悠仁さまがひとり暮らしをしたら、近隣住民を警備関係の人員で固めない限り、よからぬ人に出したゴミを漁られてしまうのではないか…という話。
しかも、ゴミ漁りについては、記事の最後の最後にほんの少し触れられているだけ。
記事のほとんどは、筑波大の学長の発言から、筑波大は皇室の人間が入学できるほどの警備環境が整っていない、という、推測に基づいた批判。
皇室とか関係なく、いかにもPV数を稼ぐことしか考えてないというか、本当にひどい記事。
以前、旧来のメディアが信じてもらえない現状について書いたけれど、
こんな憶測で固めた三面記事なら、信じてもらえなくて当然だ。
(一部の)人々の怒り
署名
調べていたら、こんなニュースまで出てきた。
え、署名???
12,000もの署名をあつめたサイトは閉鎖されてしまったらしいが、まだ似たようなページはネット上に残っているし、
なんと、それに反論するかのような悠仁さま擁護の署名まで存在する。
もう、何がなんだかよくわからなくなってきた。
相手が政治家ならまだしも、
そもそも、皇室の人がどう生きるかは、国民の声で変えられるものではない。
たとえ「筑波大進学反対!」なんていう署名が1億集まろうと、進学先は悠仁さまと宮内庁が決めることだ。
その大前提を考えないまま、わざわざ署名をあつめるサイトを作って呼びかける人がいることに、筆者は一番驚いた。
自分にまったく関係のない、また、自分の力で変えられる保証もないことに、なんでここまで熱くなれるんだろう。
皇室が特別扱いされないわけないのに
今日のブログの題にもしたが、
「どうでもいい」というのはえてしてネガティブな意味で使われるけれど、
いい意味で「どうでもいい」こともあるな、と、今日筆者ははっきりと思った。
筆者がこのブログでいちばん言いたいのは、
「別に悪いことしてるわけじゃないんだから、ほっときなよ」
ということだ。
ましてや、本人が今に至るまで何も言っていないのに、勝手に東大に入るだの、コネ使うだの、事実かもわからないことで騒ぐのは、とても下品だ。
みんな、何をそんなに怒っているんだろう。
悠仁さまが入学することで、入学枠がひとつ減るからだろうか。
皇室の人々の生活費が、国民の税金ですべて賄われているからだろうか。
でも、考えてみてほしい。
だって、皇室の人なんて特権があって当たり前じゃん。
その良し悪しはともかくとしても、普通の人と同じに扱われるわけ、ないじゃん。
もともとお生まれが違うので、一般入試を受けようが受けまいが、
一般の国民とまったくの平等など、あるはずがない。
なぜなら、ほんものの「上級国民」だから。
我々一般国民は、ヘッダー画像のようなお堀に囲まれた深い森を遠くから見て、「へーこんなところ住んでるんだ」と思うくらいでいいじゃない。
皇室まわりの話題なら、筆者はこっちの内訳の方がよっぽど気になるし、追及してもらいたいけれど。↓