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62.すてる服タペストリー

いくら寝正月とはいっても、さすがにだらだら寝てばかりでもよくないかな、と思い始めるのが人間の不思議なところで、
筆者は今日、箱根駅伝の復路中継を観て、國學院と早稲田の競り合いに手に汗握りながら、お裁縫をすることにした。

できあがったのが、ヘッダー画像のパッチワークである。

実はこれ、ぜんぶ年末の大掃除で捨てることになった服の切れ端なのだ。

筆者はモノを捨てるのがあまり得意ではない。
特に、どの洋服を処分か決断するのには、時間がかかる。
へんに記憶力がいいところがあって、これはあそこで買ったなあ…とか、あれを着て行ったとき、あんなことしたなあ…とか、いちいち思い出してしまって、結局捨てられないからだ。

だからと言って、今まで買った服すべてを無限にとっておけるほど、筆者の家は広くない。

見つけた解決策が、このパッチワークづくりだ。

洋服を決まったかたち(筆者は10cm四方くらい)に切り取り、なるべく接する柄が似ないように、ひたすら縫い合わせていく。
これを始めて以来、服を片付ければ片付けるほど足せる四角が増えるので、以前より断捨離への苦手意識が薄くなった。

もともと単純作業が好きなので、あえて手縫いでやっているが、ミシンを使えばもっと簡単にできるだろう。
この思い出の詰まったタペストリーは、服を捨てるたびどんどん継ぎ足していって、
そのうちクッションカバーかなにかにリメイクしようと考えている。

この方法は、たしか、はるか昔に解いた英語の長文読解で知った気がする。
中高時代から大学受験にかけては、英語の問題を数えきれないほど解いたので、もうどこにいつ載っていたのかすら、まったく思い出せないけれど。

なので、もしかしたら、外国では有名な方法なのかもしれない。

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