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第4話 CT撮影に臨む


まえがき

どうも、ヒクです。
第3話で、5月11日にCT撮影を指示されたところまでを書きました。
今日は、5月14日のH病院でのCT撮影の様子を書いていこうと思います。
この時の記録が、GoogleKeepでの文字数が多かったですね。

記憶をたどる

病院内のCT撮影のエリアに到着し、入室。
はて、こんなに広いものなのだろうか。

…私は、H病院には一度お世話になった経験があったのです。
高校時代の体育の授業中、バドミントンのラケットで眉を切り、流血とカンマ数秒の意識喪失で高校からH病院まで搬送されたことがありました。

「脳の異常の有無を確認した時に使った機械と同じかな?」
ふと思ったのですが、どうも違う気がしました。

ドラマで見た風景

医療ドラマ「ラジエーション・ハウス」で見た、風景。
ひときわ大きくて目を引く、CTの機械。
ガラス越しに見える、放射線技師が待機する部屋。
部屋の隅っこにちんまりと存在する、カーテンレールの仕切り。

技師の方がガラス越しに、横たわる患者と患者を乗せた機械を見守る。
患者の様子を見ながら、機械の操作を行う。
…私がドラマの患者役か、と思いながら臨みました。

撮影

機械に接近

カーテンレールの仕切りの奥で下着を取り、機械へ近寄ります。

「くぼみに頭を収めて横になり、指示が出たら息を止めてください」
指示が出る最中に、横になっていた台が動いていました。
それだけでも、身が引き締まります。

撮影開始

「大きく吸って、息を止めてください」ブゥン…
機械からの人工音声でした。人の声ではない。
指示に従い、しっかりと息を止めます。

「身体を楽にしてください」ブゥーンシュバンシュバン…
2秒ほどの時間を空け、指示が出ました。
レントゲンのように、撮影タイミングで「ピ」みたいな音がない。
突然ブンブンと唸り出したので、恐怖度はMAXに。
唸る音がする最中はずっと息を止めないとけないのかと思いました。
息を吸ってもいいのかが不安で、苦しかったです。
心臓がバクバクとうるさく、荒い息になっていました。

時間をおいて心拍が落ち着き、息が穏やかになり。
(あぁーだいぶ楽になってきたぞ)
思った瞬間でした。

「大きく吸って、息を停めてください」ブゥン…
再び、あの声が。ここでもしっかりと息を止めます。

「身体を楽にしてください」ブゥーンシュバンシュバン…
また、恐怖を呼ぶあの音が聞こえてきました。ほんとに怖いの。

「だから、その音やめて! 台も動いてるからびっくりするでしょうが! えぇん、もうこの検査嫌だ!!(´;ω;`)」
二十歳越えだから泣かないけれど、心の中では泣いていました。

撮影終了

ガラス越しの部屋から、技師の方が再登場。
お疲れ様でした、の声がかかりました。

「あいがと…ごじゃました…」
音のインパクトがすごい、だけで終わらず、恐怖に様変わりしていました。
恐怖でろれつが回らなかったです。

再びカーテンの仕切りの奥に収まり、下着を再装着して退室。
心なしか、身体が震えていたように感じます。

あとがき

本日も、お読みいただきありがとうございます。
明日は、CTの結果を聞いた日のことを書こうと思います。
あの日は、私のお母さんの誕生日でした。
辛い思い、させてしまったな…って思ってます。
入院まで1週間を切った現在は、緊張で食欲が落ち気味です。
ちょっとまずいなとは思うけど、どうしたらいいんだろうね?

あ、さよならの日(手術の日)や退院の日が過ぎても、記録はちゃんと最後まで書くので、そこに関してはご心配なく。
それでは、また明日。

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