非モテ女子の林さん 2話
前回までの『非モテ女子の林さん』おさらい
非モテ女子・林さん19歳。
高校卒業から4年も経つのに彼氏どころか男友達すらいない、仕事と家の往復だけの日々。見かねた女神様の提案で突然異次元空間に飛ばされた彼女の運命や如何に!?
第2話「これが異世界か・・・・・・」
「うっ・・・・・・く・・・・・・」
腹部に走る痛みで目が覚めた。
「ここは・・・・・・どこだ?」辺りを見回すが、見覚えのない景色だ。どうやら私は
賀「ちょっと待って?」
賀「なんであらすじにaiのべりすと使ってるの?」
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#2『ルッキズムに脅えろ林瑠奈』
『えー!?林さんめっちゃかわいー!!』
『ねー!ほんとかわいーよね!!』
『ちくわ大明神』
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林「…以上のような他愛もないやり取りを今朝から続けていたら、いつの間にか放課後になっていた今日この頃」
賀「いや最後のやつ何?」
林「『誰だろあの子、転校生?』くらいのこと言われても良くね?私結構変わってるよ?シモンからMiiファイター剣術くらい変わってるよ?」
賀「いや使われないキャラから使われないキャラになっただけだからそれ、何も変わってないからそれ」
林「てへぺろりんちょびーむ⭐︎」
賀(ウザっ…)
賀「ウザっ…」
林「思った上に口に出された!?」
弓(アブラ…)
弓「カラメ…」
林「流れに任せて二郎のオーダーされた!?」
林「ってか、お前いたのかよ弓木」
弓「いやー、二人が楽しそーに話してたもんでつい」
林「入るのはいいけど許可とか一回貰えって。サラッと入ってくるなよメタナイトの下Bかお前は」
賀「なんでさっきから例えがスマブラ限定なの?るるるは今日スマブラで例えないと死ぬ病気にでもかかってんの?」
林「そんな、サクラクラ病じゃないんだから」
賀「リボーンネタなんてそれこそ分かってくれる人限定されるでしょ。実際その例え同級生にやったら誰もわかんなかったでしょ?」
林「いやそれは学生時代のやくちだろ!」
※実話です
林「最近体重が75キロを突破した底辺書き手の話はどうでもいい。今は私の容姿に関する話だよ。深刻な問題だぞこれは、国連が動くぞWTOも動くぞ、NATOも動いちゃうぞ悩める乙女、瑠奈ちゃそのためにな」
賀「覚えたての言葉を使いたくてしょうがない中学生かい」
林「黙れナチュラル立ちんぼ女子」
賀「シンプルに殺すよ?」
弓「るるるは今時古いよぉー。ルッキズムなんて令和の世の中で最も嫌悪されている思想だよ?」
林「何を言う弓木!容姿こそ世の中の全てを統べる価値観に決まっておろう!」
弓「戦後間もなくの思想?」
林「ならば聞くぞ賀喜弓木ぃ!パンダが白黒の2色ではなく、朝一番のしょんべん色のワンオペ対応だったら上野で愛されたか!?」
弓「主張したいならもっとわかりやすい例えしよーよ…」
賀「あと根本的に話が違くない?」
ガララッ…
弓「あ、鈴木ぶちょー」
鈴「久しぶりね3人とも」
賀「いやさっき部室開けた時に会いましたよね」
鈴「話は聞かせてもらったわ」
鈴「じゃあ、さっきまでしてた話を聞かせてもらえる?」
賀「…聞いてなかったんですね」
『少女説明中…』
鈴「なるほど。林さんの言いたいことはよくわかったわ。でも、イメチェンした後でも誰か分かるくらいが丁度いいんじゃないかしら?」
林「どういうことですか?」
鈴「そうね…では林さん。これを飲んでくれる?」
林「え…錠剤?」
賀「なんですかこれ?」
鈴「スピードよ」
賀「嘘でしょ?」
鈴「嘘よ」
弓「よかった〜」
賀「よくないよ?」
鈴「まあまあ、とにかく一粒飲んでみて?」
賀「いやこんな怪しい薬飲むわけが…」
林「パクッ」
賀「飲むんかーい」
デレレレレン!
賀「えなにこの音?」
テッテッテッテン、テッテッテッテン、テッテッテッテン、テッテッテッテン…
賀「ちょ待ってなんかるるるの全身が光出してるんですけど!?てかこれ完全にポケモンの進化BGMだよね!?」
林「うおおおおおおお!!!!!!!!!」
お め で と う !
は や し る な は バ ル タ ン せ い じ ん に た い か し た !
賀「退化したァァァァ!!!!ってかポケモンですらないじゃんただの宇宙忍者じゃんコレ!?」
林「フォッフォッフォッフォッ」
賀「バルタン星人が主人公の妄ツイとかどこの層に需要あるんですか!?」
『Q.おすすめの映画はなんですか?』
林「A.フォーフォフォッフォッ 三フォッフォッフォッフォッフォッ」
賀「なんで唐突に質問返答してんの!?」
弓「…ALWAYS 三丁目の夕日?」
林「正解」
賀「なんで分かるの?あとサラッと元の姿に戻ってるし」
鈴「というわけで。姿が変わりすぎたら損をするということがよくわかったでしょ?」
賀「いやすみませんバルタン語通じてる人が1名いるので実感湧かないです」
林「…まあでも、鈴木先輩の言った通り今のままが一番いい気はしたな。すまんな賀喜、弓木。付き合わせてしまって」
賀「…なんか作者が無理矢理終わらせようとしてる気がするけどまあいいか」
弓「るるるのイメチェンくらい、いつでも気が付いてあげるよー。例えツーブロックになろうとモヒカンになろうとね」
鈴「…じゃあ私は帰るわね」
林「あれ鈴木先輩、もう帰るんですか?」
鈴「あ、そうそう」
鈴「私今日髪切ったんだけど。それは別に気にしなくていいから」
ガララッ…
林「・・・」
賀「・・・」
弓「・・・」
「「「・・・・・すみません」」」
鈴「本作はあくまでフィクションであり最後の発言に、髪型の変化に対して言及しない人間を批判する意図は一切ございません」
賀「去り際に炎上回避しようとしないでください」
続く
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