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前回の記事で樹脂パーツは凹んでも戻ると書き
ましたが、樹脂の外板パーツはダイハツ車やダ
イハツのOEM車(トヨタやスバル)によく使用
されています。
ダイハツ系の車種にはバンパーのみならず、ボ
ンネットやフロントフェンダーやバックドア
(リアゲート)が、樹脂の外板パーツを使用して
いる車種が多くありますが、見てほしい箇所と
してバックドアがあります。
鉄板ならヘコミやエクボになった衝突でも、樹
脂ならキズくらいです。
この樹脂で出来たバックドアは、表面の塗装し
てある部分はPP素材という粘りのある樹脂素
材で出来ていますが、裏側のトリム(内張り)に
あたる部分はABS素材という硬いけど粘りのな
い樹脂素材で出来ています。
ボディー側にはバックドアからの水の侵入を防
ぐために、ウェザーストリップというゴムの部
品がバックドアの外形よりひと回り小さいサイ
ズではめ込んであります。
このウェザーストリップの中は、鉄板の立ち上
がりの部分で硬くて鋭利です。
バックドアをグッと押さえるような衝突をした
場合、表の塗装面はキズ程度ですが、裏のトリ
ム部分は鉄板の立ちあがりでテコになり、写真
のようにピシッとヒビ割れしますので、バック
ドアの裏は確認するようにしてくださいね。